3.2 オブジェクト・ブラウザの理解
オブジェクト・ブラウザを使用して、ワークスペース内のデータベース・オブジェクトを作成、参照および編集します。
- オブジェクト・ツリーおよび「オブジェクトの詳細」ビューについて
オブジェクト・ツリーおよび「オブジェクトの詳細」ビューについて学習します。 - オブジェクトの選択とオブジェクト詳細の表示
オブジェクトの詳細を表示するには、オブジェクト・ツリーからオブジェクトを選択して、別のオブジェクトの詳細タブをクリックします。 - オブジェクト・ツリーでのオブジェクトのフィルタ
オブジェクト・ツリーの上にあるフィルタに検索語を入力して、オブジェクトをフィルタします。 - オブジェクト・ツリーの非表示またはサイズ変更
「閉じる」コントロールおよび「リストア」コントロールをクリックして、オブジェクト・ツリーを非表示またはリストアします。 - オブジェクト・ブラウザのコード・エディタ
オブジェクト・ブラウザで使用可能なコード・エディタについて学習します。 - データベース・オブジェクトの作成
「作成」ダイアログを使用して、オブジェクト・ブラウザにデータベース・オブジェクトを作成します。
3.2.1 オブジェクト・ツリーおよび「オブジェクトの詳細」ビューについて
オブジェクト・ツリーおよび「オブジェクトの詳細」ビューについて学習します。
オブジェクト・ブラウザは、2つのペインに分割されています:
-
オブジェクト・ツリー - オブジェクト・ツリーには、現在のスキーマ内で選択されたタイプのデータベース・オブジェクトが表示されます。特定のオブジェクトを表示するには、オブジェクト・タイプを展開し、ツリーでオブジェクトを選択します。
現在のスキーマを変更するには、「スキーマ」リストから新しいスキーマを選択します。
-
「オブジェクトの詳細」ビュー - オブジェクト・ツリーでオブジェクト・タイプを選択すると、「オブジェクトの詳細」ビューに移入されます。「オブジェクトの詳細」ビューには、オブジェクト・タイプに固有のタブが表示されます。各タブには、オブジェクトに適したアクションが表示されます。
次の例では、「ビュー」が展開され、6つのビューが表示されます。
オブジェクト・ツリーのコンテキスト・メニューについて
オブジェクト・タイプを右クリックすると、次のコントロールを含むコンテキスト・メニューが表示されます:
- オブジェクトの作成 - 適切な「オブジェクトの作成」ダイアログを起動します。
- リフレッシュ - 現在のビューをリフレッシュします。
- すべて開く - オブジェクト・ツリーのすべてのノードを開きます。
- すべて閉じる - オブジェクト・ツリーのすべてのノードを閉じます。
一般的なオブジェクト・ブラウザの動作
その他の一般的なオブジェクト・ブラウザの動作は次のとおりです:
- オブジェクト・ツリーに無効なオブジェクトが赤で表示され、「オブジェクトの詳細」ビューに無効なフラグが表示されます。
- オブジェクト・ブラウザでは、最後に表示されたオブジェクトが記憶されます。オブジェクト・ブラウザを終了して後で戻ると、最後に表示されたオブジェクトと行の位置が表示されます。
- 表への列の追加などのオブジェクトを変更する場合、「作成」ダイアログには、そのオブジェクトがダイアログで作成したSQLが表示されます。開発者は、これを学習ツールとして使用したり、後で使用するためにコピー・アンド・ペーストできます。
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3.2.2 オブジェクトの選択とオブジェクト詳細の表示
オブジェクトの詳細を表示するには、オブジェクト・ツリーからオブジェクトを選択して、別のオブジェクトの詳細タブをクリックします。
「オブジェクトの詳細」ビュー
オブジェクト・ブラウザで、オブジェクト・ツリーでオブジェクト・タイプを展開し、オブジェクトを選択します。オブジェクトの詳細(「オブジェクトの詳細」ビューとも呼ばれる)が表示されます。
オブジェクトで使用できる様々なタブを確認します。使用可能なタブは、オブジェクト・タイプによって異なります。前述の例では、DEPT
表が選択され、これには次のタブが含まれています: 「列」、「データ」、「索引」、「制約」、「権限付与」、「統計」、「トリガー」、「依存性」、「DDL」および「サンプル問合せ」。この例では、「列」タブが選択されています。
オブジェクト・タブおよびアクション
次の例は、DEPT
表および「データ」タブが選択されたオブジェクト・ブラウザを示しています。「データ」タブを使用して、表データを表示および編集できます。「データ」タブには、「行を挿入」、「列」、「フィルタ」、「行をカウント」、「データのロード」、「ダウンロード」および「リフレッシュ」の各アクションが含まれます。
「データ」タブから表データを表示および編集できます。たとえば、表の行を追加するには、次の手順を実行します:
-
「データ」タブをクリックします。
-
「行を挿入」アクションをクリックします。
アクションをクリックすると、ダイアログ・ボックスが表示されます。
-
行詳細を編集し、「作成」をクリックします。
ノート:
表データの編集についてさらに学習するには、「表データの編集」を参照してください。親トピック: オブジェクト・ブラウザの理解
3.2.3 オブジェクト・ツリーでのオブジェクトのフィルタ
オブジェクト・ツリーの上にあるフィルタに検索語を入力して、オブジェクトをフィルタします。
次の例では、検索語PROJECTS
がフィルタに表示されます。オブジェクト・ツリー内には、その検索語を含むオブジェクトのみが表示されます。オブジェクト・ブラウザで作成されたフィルタは永続的であり、APEXセッション内に保持されます。
親トピック: オブジェクト・ブラウザの理解
3.2.4 オブジェクト・ツリーの非表示またはサイズ変更
「閉じる」コントロールおよび「リストア」コントロールをクリックして、オブジェクト・ツリーを非表示またはリストアします。
オブジェクト・ツリーが表示された場合は、「閉じる」コントロールをクリックすると非表示になります。同様に、オブジェクト・ツリーが非表示の場合、「リストア」を選択すると、オブジェクト・ツリーが再表示されます。水平スプリッタを選択してドラッグすることで、ペインのサイズを手動で調整することもできます。
親トピック: オブジェクト・ブラウザの理解
3.2.5 オブジェクト・ブラウザのコード・エディタ
オブジェクト・ブラウザで使用可能なコード・エディタについて学習します。
「オブジェクトの詳細」ビューの多くのタブには、完全に機能するコード・エディタがあります。次の例は、DEPT
表の「DDL」タブを示しています。
ヒント:
ワークスペースの生成AIを構成した場合、Oracle APEXには、すべてのコード・エディタに統合AIチャット機能(APEXアシスタントと呼ばれます)が含まれます。さらに学習するには、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのAPEXでの生成AIの管理を参照してください。
コード・エディタのコントロールには次のものがあります。
元に戻す - [Ctrl]+[Z]
やり直し - [Ctrl]+[Shift]+[Z]
検索 - [Ctrl]+[F]
オートコンプリート - [Ctrl]+[Space]
-
コンテキスト・メニュー - 右クリックして次のいずれかを選択します。
- すべて変更([Ctrl]+[F2]) - 右クリックして、コンテキスト・メニューからすべて変更を選択します。
- 切取り
- コピー
- 貼付け
- コマンド・パレット([F1]) - コマンド・パレットを表示します。
コマンド・パレット
右クリックしてコンテキストメニューを表示し、コマンド・パレットを選択します。コマンド・パレットには、次のような80を超えるコマンドが含まれています。
- 置換([Ctrl]+[H])
- 次の値に置換([Ctrl]+[Shift]+[.])
- 前の値で置換([Ctrl]+[Shift]+[,])
「設定」メニュー

次のオプションを含む「設定」メニューが右側に表示されます。
- インデント - オプションは、「タブ挿入領域」、「タブ・サイズ」および「インデント・サイズ」です
- テーマ - オプションは、「自動」、「淡」、「濃」およびハイ・コントラスト・ダークです
- ミニマップ - オプションには、「オン」、「オフ」、「100行を超える場合のみ」が含まれています。
- アクセシビリティ・モード
- 行番号の表示
- ルーラーの表示
- 候補の表示
- 空白の表示
- カッコのペアのカラー化
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3.2.6 データベース・オブジェクトの作成
「作成」ダイアログを使用して、オブジェクト・ブラウザにデータベース・オブジェクトを作成します。
次のオプションを使用すると、オブジェクト・ブラウザでオブジェクトをすばやく作成できます:
- 「データベース・オブジェクトの作成」メニュー( + )
- ツリー・ノードのコンテキスト・メニュー(右クリック)
- オブジェクト・ブラウザは、各オブジェクト・タイプの「作成」ダイアログへのショートカットを含むランディング・ページをカードに示します
各メソッドは、指定されたオブジェクト・タイプの「作成」ダイアログを開きます。
「データベース・オブジェクトの作成」メニューを使用してオブジェクト・ブラウザにオブジェクトを作成するには:
親トピック: オブジェクト・ブラウザの理解