20.1 ワークフローについて
Oracle APEXワークフローは、APEX開発者のために基本的なワークフロー機能を提供します。
ワークフローとは、一連の手続きルールに従って、ドキュメント、情報またはタスクが参加者間で移動するビジネス・プロセスの自動化のことです。
APEXワークフローには、次の機能があります:
- ワークフロー・バージョン。ワークフローの開発バージョンとアクティブ・バージョンの両方を管理します
- ワークフロー定義。パラメータ、変数、アクティビティ、接続および参加者が含まれています
- ビジュアル・ワークフロー・デザイナ。順次ワークフローの作成とオーサリング用です
- ワークフロー・コンソール。ワークフローを監視および管理します
- ワークフロー・ランタイム・エンジン。ワークフロー・インスタンスを実行します
ワークフロー・デザイナでワークフロー定義を作成することでワークフローを管理し、ワークフロー・コンソールでワークフローをアクティブ化してモニターし、ワークフロー・ランタイム・エンジンを開始するためにページ・プロセスを使用します。
- ワークフロー・バージョンについて
ワークフロー・バージョンは、開発中、アクティブまたは非アクティブの3つの異なる状態になります。 - ワークフロー定義について
ワークフロー定義には、パラメータ、変数、アクティビティ、接続、参加者などのワークフローに関する情報が含まれます。ワークフロー定義は、「共有コンポーネント」セクションのアプリケーション・レベルに存在します。 - ワークフロー・デザイナについて
ワークフロー・デザイナは、ワークフロー定義の作成や編集に使用します。 - ワークフロー・コンソール、ワークフローの詳細およびワークフロー・ダッシュボードについて
「ワークフロー・コンソール」には、特定のレポート・コンテキストのすべてのワークフローが表示されます。「ワークフローの詳細」には、特定のワークフロー・インスタンスの詳細が表示されます。ワークフロー・ダッシュボードには、特定のレポート・コンテキスト内のすべてのワークフローの分析が表示されます。 - ワークフロー・ランタイム・エンジンについて
ワークフロー・ランタイム・エンジンは、ワークフロー・インスタンスを実行順序に従って実行します。 - 状態と遷移
ワークフローおよびワークフロー・アクティビティの状態と遷移について説明します。 - 例: ワークフロー
Sample Workflows, Approvals, and Tasksアプリケーションのワークフロー機能を確認します。
親トピック: ワークフローとタスクの管理