20.2.3 ワークフロー・アクティビティの作成

ワークフロー・アクティビティを作成するには、ワークフロー・バージョンを右クリックして、「アクティビティの作成」を選択します。

ワークフロー・アクティビティでは、そのアクティビティにワークフローが到達したときに、APEXが実行する作業の種類を指定します。
ワークフロー・アクティビティを作成できるのは、ワークフローが開発中の場合のみです。ワークフローがアクティブな場合は、ワークフロー・アクティビティを作成できません。

ワークフロー・アクティビティを作成するには:

  1. 次のいずれかのオプションを選択します。
    • ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    • アクティビティ・パレットから特定のアクティビティをドラッグして、ダイアグラム・ビルダーにドロップします。

      ヒント:

      既存のアクティビティにアクティビティをドロップすると、ワークフローの実行順序で、次に新しいアクティビティを自動的に配置できます。また、接続にアクティビティをドロップすると、接続の元のソースとターゲットの間に新しいアクティビティを配置することもできます。
    • ワークフロー・ツリーの既存のアクティビティを右クリックし、「下にアクティビティを作成」を選択します。

      ヒント:

      新しいアクティビティは、既存のアクティビティに接続されていません。その他のアクティビティへの接続を明示的に作成する必要があります。
    • ワークフロー・ツリーの既存のアクティビティを右クリックし、「後にアクティビティを作成」を選択します。

      ヒント:

      新しいアクティビティは、既存のアクティビティに接続されています。既存のアクティビティが別のアクティビティに接続されている場合は、その接続に新しいアクティビティが置き換わります。
    デフォルトでは、新しいアクティビティのタイプは「コードを実行」です。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. アクティビティの「タイプ」を選択します。
  4. そのアクティビティ・タイプの残りの設定を入力します。
  5. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  6. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  7. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  8. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」ツールをクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  9. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  10. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.1 ワークフロー開始アクティビティの追加

開始アクティビティでは、ワークフローを開始します。

開始アクティビティは、ワークフロー内に1つのみ存在できます。

ワークフロー開始アクティビティを作成するには:

  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    また、「ワークフロー開始」アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」を「ワークフロー開始」に設定します。
  4. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  5. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  6. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  7. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」をクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  8. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  9. 「保存」をクリックして変更を保存します。
ワークフローに含めることができる開始アクティビティは1つのみです。開始アクティビティに受信接続を含めることはできません。

20.2.3.2 ワークフロー終了アクティビティの追加

終了アクティビティは、ワークフローまたはワークフロー・ブランチを終了します。

ワークフロー終了アクティビティを作成するには:
  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    また、「ワークフロー終了」アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」を「ワークフロー終了」に設定します。
  4. 「終了状態」を選択します:
    • 完了 - このアクティビティにワークフローが到達すると、ワークフローは「完了」状態で終了します。
    • 終了 - このアクティビティにワークフローが到達すると、ワークフローは「終了」状態で終了します。この状態は、ワークフローで予期しない事態が発生したことを示します。
  5. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  6. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  7. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  8. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
  9. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  10. 「保存」をクリックして変更を保存します。
ワークフローには、1つの終了アクティビティを含めることも、複数の終了アクティビティを含めることもできます。終了アクティビティには、送信接続はありません。

20.2.3.3 ワークフロー切替えアクティビティの追加

切替えアクティビティは、ワークフロー内の条件付きブランチを定義します。

ワークフロー切替えアクティビティを作成するには:

  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    また、「切替え」アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」を「切替え」に設定します。
  4. 切替えタイプを選択します:
  5. そのアクティビティ・タイプの残りの設定を入力します。
  6. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  7. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  8. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  9. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」をクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  10. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  11. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.3.1 True Falseスイッチの構成

True Falseスイッチは、ブール値を返す単一の条件の結果に基づきます。

True Falseスイッチを構成するには:

  1. スイッチの「タイプ」を「True False Check」に設定します。
  2. 「条件タイプ」を設定します:
    • 戻された行数 - SQL問合せで定義されます。
    • 行が返されません - SQL問合せで定義されます。
    • 式 - PL/SQL式で定義されます。
    • ファンクション本体 - PL/SQLファンクション本体で定義されます。
    • ワークフロー変数 = 値 - ワークフロー・パラメータ、バージョン変数またはアクティビティ変数を選択します。
    • ワークフロー変数 != 値 - ワークフロー・パラメータ、バージョン変数またはアクティビティ変数を選択します。
    • ワークフロー変数がNULLです。
    • ワークフロー変数がNULLではありません。
  3. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  4. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  5. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。

スイッチ・ブランチを追加します。新規ブランチを作成するには:

  1. ツリー内の「切替え」アクティビティを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
    ダイアグラム・ビルダーで「切替え」アクティビティの右下隅にあるコンテキスト・メニューをクリックして、「接続の作成」を選択することもできます。
  2. 「接続」のプロパティで、次の属性を指定します:
    1. タイミング - この接続が条件のTrue、FalseまたはNull値のいずれに対応するかを指定します。
    2. 先 - 条件が導くターゲット・アクティビティを選択します。
  3. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  4. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.3.2 Check Workflow Variableスイッチの構成

Check Workflow Variableスイッチは、ワークフロー変数の値に基づきます。

Check Workflow Variableスイッチを構成するには:

  1. 「スイッチ・タイプ」を「Check Workflow Variable」に設定します。
  2. 「変数の比較」には、比較対象のワークフロー・パラメータ、バージョン変数またはアクティビティ変数を選択します。
  3. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  4. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  5. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。

スイッチ・ブランチを追加します。新規ブランチを作成するには:

  1. ツリー内の「切替え」アクティビティを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
    ダイアグラム・ビルダーで「切替え」アクティビティの右下隅にあるメニューをクリックして、「接続の作成」を選択することもできます。
  2. 「接続」のプロパティで、次の属性を指定します:
    1. 演算子 - ドロップダウンから、適切な演算子を選択します。
    2. 先 - 条件が導くターゲット・アクティビティを選択します。
  3. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  4. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.3.3 Caseスイッチの構成

Caseスイッチは、計算の結果に基づきます。

Caseスイッチを構成するには:

  1. 「スイッチ・タイプ」を「Case」に設定します。
  2. case文または式の結果に適切なデータ型を選択して、データ型の比較を指定します。
    Caseでサポートされるデータ型は、VARCHAR2NUMBERBOOLEANTIMESTAMPTIMESTAMP WITH TIME ZONETIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEです。
  3. 「比較タイプ」は、「SQL問合せ」、「式」、「ファンクション本体」のいずれかを選択することで指定します。
  4. コード・エディタで、「問合せの比較」を入力します。
  5. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  6. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  7. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。

スイッチ・ブランチを追加します。新規ブランチを作成するには:

  1. ツリー内の「切替え」アクティビティを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
    ダイアグラム・ビルダーで「切替え」アクティビティの右下隅にあるメニューをクリックして、「接続の作成」を選択することもできます。
  2. 接続プロパティで、次の属性を指定します:
    1. 順序 - 順序を指定します。この順序によって、実行時にAPEXがcaseブランチを評価する順序が決まります。
    2. 演算子 - ブランチ条件式を選択します。
    3. 値 - 比較する値を指定します。
    4. 先 - ブランチが導くターゲット・アクティビティを選択します。
  3. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  4. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.3.4 If Elsif Elseスイッチの構成

If Elsif Elseスイッチは、条件間のAND/OR比較に基づきます。

If Elsif Elseスイッチを構成するには:

  1. 「タイプ」を「If Elsif Else」に設定します。
  2. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  3. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。

スイッチ・ブランチを追加します。新規ブランチを作成するには:

  1. ツリー内の「切替え」アクティビティを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
    ダイアグラム・ビルダーで「切替え」アクティビティの右下隅にあるメニューをクリックして、「接続の作成」を選択することもできます。
  2. 「接続」のプロパティで、次の属性を指定します:
    1. 順序 - 順序を指定します。これにより、実行時にAPEXがブランチを評価する順序が決まります。
    2. タイプ - ドロップダウンから、このブランチで満たす必要がある適切な条件を選択します。
    3. 先 - ブランチが導くターゲット・アクティビティを選択します。
  3. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  4. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.4 ワークフロー待機アクティビティの追加

「待機」アクティビティは、ワークフローの実行を一時停止します。

「待機」アクティビティは、ワークフローの実行を一時停止します。待機状態は、指定した期間の経過後のタイムアウト、またはapex_workflow.continue_activityからのコールの2つの方法で更新されます。

ワークフロー待機アクティビティを作成するには:

  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    また、ワークフロー「待機」アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」を「待機」に設定します。
  4. 「タイムアウト・タイプ」には、「静的」、「SQL問合せ」、「式」または「ファンクション本体」を指定します。
    「静的」の場合は、ISO期間形式の値を使用します。
  5. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  6. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  7. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」をクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  8. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  9. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.5 ワークフロー・ヒューマン・タスク・アクティビティの追加

「ヒューマン・タスク - 作成」アクティビティでは、既存のタスク定義を使用してヒューマン・タスクを作成します。

ワークフローの一部としてタスクを使用するには、そのタスクの定義がすでにアプリケーションで構成されている必要があります。タスク定義の設定の詳細は、「タスク定義について」を参照してください。

ワークフロー・ヒューマン・タスク・アクティビティを作成するには:

  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
    また、「ヒューマン・タスク - 作成」アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」を「ヒューマン・タスク - 作成」に設定します。
  4. 「設定」で、ヒューマン・タスクのプロパティを設定します。
    1. 定義 - ドロップダウンから「タスク定義」を選択します。
    2. 件名 - この件名は、タスク定義の件名を上書きする場合に設定します。
    3. 優先度 - この優先度は、タスク定義の優先度を上書きする場合に設定します。
    4. (承認タスクのみ)イニシエータは完了できます - タスク定義からこの値をオーバーライドする場合、イニシエータもタスクを完了できるかどうかを設定します。
    5. イニシエータ・アイテム - タスクを開始するユーザーのID。指定しない場合、この値は現在のログイン・ユーザーにデフォルト設定されます。
    6. タスクIDアイテム - 新しく作成したタスク・インスタンスのIDを格納できるページ・アイテム。
    7. ディテール主キー・アイテム - タスク定義で使用するレコードのシステムの主キーを指すワークフロー・アイテム(変数またはパラメータ)。
    8. (オプション)結果 - タスクの結果を格納するワークフロー変数。
    9. (オプション)所有者 - タスクを承認、却下または完了した個人を格納するワークフロー変数。

    ヒント:

    「ヒューマン・タスク」アクティビティを作成すると、APEXによって2つのワークフロー変数TASK_OUTCOMEAPPROVERが作成されます。アクティビティ設定では、結果と承認者の属性をこれらの変数に設定できます。実行時に、タスクが完了すると、タスクの結果に基づいて、ワークフロー変数TASK_OUTCOMEAPPROVEDまたはREJECTEDに設定されます。ワークフロー内の後続のアクティビティでは、それらのワークフロー変数を使用できます。アクティビティからの結果および承認者の詳細を無視し、自動生成されたワークフロー変数を削除して、それに対応するタスク属性を空のままにすることもできます。

    たとえば、「ヒューマン・タスク」アクティビティに続く「切替え」アクティビティでは、「Check Workflow Variable」タイプを使用してTASK_OUTCOMEを調べて、TASK_OUTCOME = APPROVEDTASK_OUTCOME = REJECTEDに基づいてワークフローを分岐できます。

    ワークフロー内に後続の「ヒューマン・タスク」アクティビティがある場合は、これらのワークフロー変数が再度自動的に作成されることがない点に注意してください。同じワークフロー変数を再利用してタスクの結果と実際の所有者を格納することもできますが、「ヒューマン・タスク」アクティビティごとの結果を別のワークフロー変数に格納する場合は、新しいワークフロー変数を手動で作成することもできます。

  5. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  6. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  7. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  8. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」をクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  9. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  10. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.6 アクティビティとしてのカスタム・プロセス・タイプ・プラグインの追加

カスタム・プロセス・タイプ・プラグインは、アクティビティとしてカスタム・プラグインを使用します。

ワークフローで使用するプロセス・タイプ・プラグインを構成するには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「プラグイン」をクリックします。
  3. 編集するプラグインをクリックします。

    編集ページが表示されます。

  4. 「サポート対象」で、「ワークフロー・アクティビティ」を有効にします。

このプロセスで待機して、プロセスの完了後にのみ進行するようにワークフローを構成するには:

  1. 「標準属性」で、「完了の待機」を選択します。
  2. (オプション)「コールバック」で、プロセスの完了ファンクションを指定します。
    プロセスが完了して、apex_workflow.continue_activityを使用してワークフローにコール・バックすると、ワークフロー・エンジンは完了ファンクションを実行してから、残りのワークフロー・アクティビティを続行します。continue_activity() APIについてさらに学習するには、『Oracle APEX APIリファレンス』APEX_WORKFLOWを参照してください。
  3. (オプション)「コールバック」で、プロセスの終了ファンクションを指定します。
    終了ファンクションは、ワークフローが終了した場合にプロセスによって保持されているリソースを解放する場合に便利です。終了ファンクションを追加できるのは、すでに「完了の待機」を選択した場合のみです。

ワークフローにカスタム・プロセス・タイプ・プラグインを追加するには:

  1. ワークフロー・バージョンを右クリックして、アクティビティの作成を選択します。
  2. アクティビティの「名前」を入力します。
    この名前は、ワークフロー・ツリーとワークフロー・ダイアグラム・ビルダーに表示されます。アクティビティ名は、ワークフローに対して一意であることが必要です。
  3. 「タイプ」をプラグインの名前に設定します。使用可能なカスタム・プロセス・プラグインは、「アプリケーション・コンポーネント」のヘッダーの下に表示されます。
    また、カスタム・プロセス・タイプ・プラグイン・アクティビティは、アクティビティ・パレットからダイアグラム・ビルダーにドラッグすることもできます。
  4. (オプション)「追加データ」で、追加データを読み取るSQL問合せを指定します。詳細は、アイテム・レベルのヘルプを参照してください。
  5. (オプション)「最終期限」で、「期日タイプ」を構成します。
  6. 「レイアウト」で、順序を設定します。
    この順序によって、そのアクティビティがワークフロー・ツリーで表示される場所が決まります。この順序は、ワークフロー実行チェーンでのアクティビティの順序には影響しません。
  7. アクティビティの構成を続行します:
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「複製」を選択して、アクティビティを複製します。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「接続の作成」を選択して、ワークフロー接続を構成します。ワークフロー接続の詳細は、「ワークフロー接続の追加」を参照してください。
    • コンテキスト・メニューをクリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を作成します。アクティビティ変数の詳細は、「アクティビティ変数の定義」を参照してください。
    • 既存のアクティビティの任意の側で「接続」をクリックし、新しいアクティビティのタイプを選択して、このアクティビティに接続される別のアクティビティを作成します。
  8. 「メッセージの表示」をクリックして、エラーを表示および修正します。
    「メッセージの表示」アイコンは、ワークフロー・モデリング・エラーまたはワークフロー構成エラーがあるかどうかを示します。アイコンをクリックすると、APEXにエラーのリストが表示されます。個々のエラーをクリックすると、ワークフロー内のそのアクティビティにフォーカスできます。エラーに対処するまで、ワークフローは保存できません。
  9. 「保存」をクリックして変更を保存します。

20.2.3.7 アクティビティ変数の定義

ワークフロー・ツリーでアクティビティを右クリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択して、アクティビティ変数を追加します。

ワークフロー・アクティビティ変数を追加するには:

  1. ワークフロー・ツリー内のアクティビティを右クリックし、「アクティビティ変数の作成」を選択します。
  2. 変数のプロパティを入力します:
    1. 静的ID - 変数の一意の名前。
    2. ラベル - 変数のわかりやすいラベル。
    3. データ型 - VARCHAR2TIMESTAMP TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONETIMESTAMP WITH TIME ZONENUMBERまたはBOOLEANから選択します。
    4. 値タイプ - 変数の値のタイプ。
    5. 値の言語 - 言語(該当する場合)。
    6. (アイテムのみ)アイテム - ワークフロー・パラメータ、バージョン変数またはアクティビティ変数。
    7. (ブールのみ)書式マスク - 該当する場合は、値の決定に使用される変数またはパラメータ値を入力します。