21.5.5 認可スキームの編集

認可スキームを編集する方法について学習します。

21.5.5.1 既存の認可スキーム属性の編集

既存の認可スキーム属性を編集します。

既存の認可スキームの属性を編集するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「セキュリティ」で、「認可スキーム」を選択します。

    認可スキーム・ページが表示されます。デフォルトでは、各スキームがアイコンとして表示されます。ページ上部の検索バーを使用してページの概観をカスタマイズできます。

  5. 認可スキームを選択します。
  6. 対象となる属性を編集します。

    さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  7. 変更を保存するには、「変更の適用」をクリックします。

21.5.5.2 評価ポイント属性の変更

「評価ポイント」、「認可スキームの検証」属性を使用して、認可スキームを検証するタイミングを制御します。

認可スキームは、セッションで最初に使用されるときに評価されます。「認可スキームの検証」属性は、その後の使用で再評価するかどうか、およびメモリーに保存された結果をいつ取得できるかを制御します。

認可スキームの評価ポイントを変更するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「セキュリティ」で、「認可スキーム」を選択します。

    認可スキーム・ページが表示されます。

    デフォルトでは、各スキームがアイコンとして表示されます。ページ上部の検索バーを使用してページの概観をカスタマイズできます。

  5. 認可スキームを選択します。
  6. 「評価ポイント」までスクロールして、「認可スキームの検証」属性を編集します。オプションは次のとおりです。
    • セッションごとに1回 - 1回のみ評価し、その後は常にメモリーに保存された結果を使用します。

    • ページ・ビューごとに1回 - 処理されるリクエストごとに1回評価します。認可スキームがページ上の複数のコンポーネントで参照される場合は、メモリーに保存された結果を使用します。

    • コンポーネントごとに1回 - 認可スキームを参照するコンポーネントごとに1回評価しますが、結果をセッションに保存します。スキームのレンダリングまたは処理に対する以降のリクエストでは、コンポーネントについて記憶された結果を使用します。

    • 常時(キャッシュなし) - 認可スキームは常に評価されます。

    さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  7. 変更を保存するには、「変更の適用」をクリックします。

ヒント:

デフォルト値の「セッションごとに1回」が最も効率的です。認可チェックが、セッション・ステートの変化やセッション全体で一貫しない他の要因に依存する場合は、別の値を選択する必要があります。

21.5.5.3 認可スキームのサブスクライブ

認可スキームの「編集」ページで認可スキームをサブスクライブします。

サブスクリプションにより、開発者はワークスペース内の複数のアプリケーション間で共有コンポーネントを再利用できます。共有コンポーネント・サブスクリプションの詳細は、「共有コンポーネント・サブスクリプションの使用」を参照してください。

ヒント:

認可スキームをコピーしてサブスクライブすることで、認可スキームをサブスクライブすることもできます。「認可スキームのコピーまたはサブスクライブ」を参照してください。

認可スキームにサブスクライブするには

  1. 「認可スキーム」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

    4. 「セキュリティ」で、「認可スキーム」をクリックします。

    認可スキーム・ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。

  2. 認可スキームを選択します。

    編集ページが表示されます。

  3. 認可スキームにサブスクライブするには:
    1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
    2. サブスクリプション、サブスクライブ元 - このスキームのサブスクライブ先となる認可スキームを持つアプリケーションを選択し、「変更の適用」をクリックします。

      マスター認可スキームを選択して「変更の適用」をクリックすると、サブスクライブされた共有コンポーネントは、選択したマスターから自動的にリフレッシュされます

    ヒント:

    共有コンポーネントのサブスクライブは、コピー・プロセス中に行うこともできます。
  4. 認可スキームをリフレッシュするには:
    1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
    2. サブスクリプション、スキームのリフレッシュ - 認証スキームがすでにサブスクライブされている場合は、「スキームのリフレッシュ」をクリックします。
    3. 「変更の適用」をクリックします。
  5. 認可スキームをサブスクライブ解除するには:
    1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
    2. サブスクリプション、サブスクライブ解除 - 「サブスクライブ解除」をクリックします。

21.5.5.4 認可スキーム・ステートのリセット

セッションの認可スキーム・ステートをリセットするAPIをコールします。

認可スキームがセッションごとに1回検証される場合、Oracle APEXは各ユーザーのセッション・キャッシュ内に検証結果をキャッシュします。セッションの認可スキーム・ステートは、APEX_AUTHORIZATION.RESET_CACHE APIをコールしてリセットできます。

関連項目:

『Oracle APEX APIリファレンス』APEX_AUTHORIZATION.RESET_CACHEプロシージャを参照してください