6.2.2 Exadata Secure RDMA Fabric Isolationを有効にするためのRoCE Network Fabricスイッチの構成
RoCE Network Fabricのスイッチは、Exadata Secure RDMA Fabric Isolationが有効になるように構成できます。
Secure Fabricにより、RoCE Network Fabricを使用したシステムの異なるクラスタ間でネットワークの分離が可能になります。概念的には、この機能はInfiniBand Network Fabricパーティションと同様のものです。Secure Fabricサポートは、Oracle Exadata System Softwareリリース20.1.0以降で利用できます。
Secure Fabricを使用するには、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して最初のシステム・デプロイメントを実行する前に、RoCE Network FabricスイッチのSecure Fabricサポートを有効にしておく必要があります。
RoCE Network Fabricリーフ・スイッチごとに、「Cisco Nexus 9336C-FX2スイッチの構成」で説明した基本構成のステップを実行します。
その後、それぞれのRoCE Network Fabricリーフ・スイッチで、Secure Fabricサポートを有効にする特定のゴールデン構成を適用する必要があります。『Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイド』のRoCE Network Fabricスイッチに対するゴールデン構成の適用に関する項に示した手順を使用してください。ただし、各リーフ・スイッチに構成タイプを指定するときには、Secure Fabricサポートを有効にする構成タイプを必ず指定してください。
スイッチの構成が完了すると、リーフ・スイッチのポートは、複数のVLAN IDのネットワーク・トラフィックを伝送できるトランク・ポートになります。
親トピック: RDMAネットワーク・ファブリック・スイッチの構成