5.4.3 Oracle Exadataラックの電源の投入

この手順は、Oracle Exadataラックの電源の投入方法を示しています。

ノート:

Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック・データベース・サーバーは、通常のBIOS POSTテストを使用した起動に最大15分かかる場合があります。
  1. 一度に1つずつPDU Bブレーカの電源を投入します。PDU Bは、背面から見てラックの右側にあります。次の図に示されているように、ブレーカはOracle Exadataラックのキャビネットの背面にあります。トグル・スイッチのON(|)を押します。ブレーカがONになると、ブレーカがPDU側で点灯します。

    図5-2 PDUスイッチの場所

    図5-2の説明が続きます
    「図5-2 PDUスイッチの場所」の説明
  2. 所定の電源LEDがオンになっていることを確認します。LEDの場所は次のとおりです。

    • データベース・サーバー: 右手LED

    • ストレージ・サーバー: 上のLED

    • Cisco管理ネットワーク・スイッチ: 左LED (正面から見て)は緑色、他のLEDは赤色

    • InfiniBand Network Fabricスイッチ: 左LED (前方からの視点)のラベルはPS0、右LED (前方からの視点)のラベルはPS1です。

    • Cisco RoCE Network Fabricスイッチ: 左LED (正面から見て)のラベルはP1、右LED (正面から見て)のラベルはP2。

    • Oracle Exadata Database Machine X2-2のKVMスイッチ: 下LED B

    • Oracle Exadata Database Machine X2-2のKMMスイッチ: PDU Bのみ

  3. 電力ケーブルをPDU Aに接続します。電力ケーブルを接続する前に、ブレーカ・スイッチがOFFになっていることを確認します。

  4. 一度に1つずつPDU Aブレーカの電源を投入します。

  5. 所定のLEDがオンになっていることを確認します。

  6. ラックのすべてのケーブル接続を目視で確認します。コネクタを押して接続を確認しないでください。

  7. すべてのシステムのOK LEDがスタンバイで点滅していることを確認します。スタンバイ・モードで3秒に1回、OK LEDが0.1秒点滅します。ILOMの起動時に、OKのLEDは点滅しません。2、3分後にスタンバイ・モードに移行するまで、LEDは点灯しません。