6.15 OEDA setuprootsshユーティリティの使用

OEDAに含まれているsetuprootssh.shユーティリティを使用すると、rootユーザーにキー・ベースの認証を設定できます。

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)の2020年4月以降のリリースでは、setuprootssh.shユーティリティはinstallスクリプトおよびconfigスクリプトと同じディレクトリ内にあります。
  • SSHキー・ベースの認証に必要なキーを設定するには、setuprootssh.shユーティリティを実行します。
    ./setuprootssh.sh -cf config.xml
    config.xmlには、OEDAによって作成されるデプロイメント・ファイルのフルパス名を指定します。

    デプロイメント・ファイル内にある物理マシンおよび仮想マシン(VM)ホストごとに、setuprootssh.shユーティリティはSSHキーのペアを作成します。このキーは、次のネーミング規則を使用して、OEDA WorkDirに保存されます。

    • 公開キー: id_rsa.short_hostname.root
    • 秘密キー: id_rsa.short_hostname.root.pub

    このキー・ファイル名のshort_hostnameは、対応するサーバー・ホスト名です(ドメイン名の修飾なし)。

    可能な場合、このユーティリティは、ホストに公開キーをインストールして、rootユーザーのパスワード・ベースの認証を無効化します。

    このユーティリティでホストに公開キーをインストールできなかった場合、キー・ファイルは、今後すぐに使用できるようにOEDA WorkDirに保持されます。たとえば、VMの作成前にユーティリティを実行すると、この事態がVMホストのキーに発生します。

  • システムにデフォルト以外のrootパスワードが設定されている場合は、-p root_passwordオプションを使用して、そのパスワードを指定する必要があります。
  • 使用方法の情報を表示するには、-hオプションを使用します。