2.5 データベース・サーバーへのメモリー拡張キットの追加

データベース・サーバーにはメモリーを追加できます。メモリーの追加手順は、次のとおりです。

  1. データベース・サーバーの電源を切ります。
  2. プラスチック・フィルタをDIMMに交換します。

    詳細は、使用しているシステムのサーバー・サービス・マニュアルのDIMMの保守の項を参照してください。

    サーバー・サービス・マニュアルのリストについては、関連ドキュメントを参照してください。

  3. データベース・サーバーの電源を投入します。
  4. データベース・サーバーをクラスタに接続します。

その他のノート:

  • Oracle Linuxを実行しているOracle Exadata Database Machineにメモリーを追加する場合、次の値を使用して/etc/security/limits.confファイルを更新することをお薦めします。

    oracle    soft     memlock 75%
    oracle    hard     memlock 75%
    
  • Sun Fire X4170 M2 Oracle Database Serverは、8GB DIMMを使用した18個のDIMMスロットのうち12個が搭載された96GBのメモリーで工場から出荷されます。オプションのX2-2メモリー拡張キットを使用すると、残りの6つの空スロットに16GB DIMMを使用して合計メモリーを192GB (12 x 8GBおよび6 x 16GB)に拡張できます。

    メモリー拡張キットは、主に各データベース・サーバー上で多くのデータベースを実行する場合のワークロード統合用です。このシナリオでは、メモリー使用率が非常に高くても、CPU使用率が低いことがよくあります。

    ただし、DIMMメモリーの周波数が1333MHzから800MHzに落ちるため、すべてのメモリー・スロットの使用量は減ります。メモリーのパフォーマンス効果が遅いので、CPU使用率が高くなったように感じます。CPU使用率を測定すると、通常、増加率は平均して5%から10%です。増加量はワークロードによって大きく異なります。テスト用ワークロードでは、複数ワークロードの場合、増加率はほぼゼロでしたが、1つのワークロードの場合の増加率は約20%でした。