5.10 Oracle VMユーザー・ドメインでのOracle Databasesのバックアップおよびリストア

Oracle VMユーザー・ドメインでのOracleデータベースのバックアップとリストアは、物理ノードでのOracleデータベースのバックアップとリストアと同じです。

  • OracleデータベースをOracle VMユーザー・ドメインでバックアップする場合、次の4つのパラメータをデータベース・ノード(ユーザー・ドメイン)の/etc/sysctl.confファイルに設定する必要があります。また、Oracle Exadataストレージを使用してバックアップを保持する場合、パラメータをExadataストレージ・セルの/etc/sysctl.confファイルに設定する必要があります。
    net.core.rmem_default = 4194304
    net.core.wmem_default = 4194304
    net.core.rmem_max = 4194304
    net.core.wmem_max = 4194304
  • Exadataストレージを使用している場合、各Oracle VM RACクラスタでは、それぞれのOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループを+RECOなどの高速リカバリ領域(FRA)として指定する必要があります。詳細は、テクニカル・リファレンス・ペーパー『Exadata Database Machineのバックアップとリストア構成および操作のベスト・プラクティス』を参照してください。
  • Oracle ZFS Storage Applianceを使用している場合は、テクニカル・リファレンス・ペーパー『Oracle ZFS Storage ApplianceによるExadata Database Machineの保護: 構成のベスト・プラクティス』を参照してください。