3.5.3.2 ライトバックPMEMキャッシュの無効化

ストレージ・サーバーのライトバックPMEMキャッシュを無効化する必要がある場合は、次のステップを使用します。

ライトバックPMEMキャッシュを無効化するときには、cellsrvプロセスを停止する必要も、グリッド・ディスクを非アクティブ化する必要もありません。ただし、アプリケーションのパフォーマンスへの影響を抑えるために、ライトバックPMEMキャッシュはワークロードが低い期間に無効化してください。

  1. PMEMキャッシュを変更する前に、すべての物理ディスクが正常な状態であることを確認します。

    次のコマンドでは行が戻されません。

    # dcli –l root –g cell_group cellcli –e “LIST PHYSICALDISK ATTRIBUTES name,status”|grep –v NORMAL
  2. PMEMキャッシュをフラッシュします。
    # dcli –g cell_group –l root cellcli -e "ALTER PMEMCACHE ALL FLUSH" 

    PMEMキャッシュにより、ダーティ・データが下位層のライトバック・フラッシュ・キャッシュにフラッシュされます。

  3. PMEMキャッシュのフラッシュ操作が完了したことを確認します。

    フラッシュ・プロセスは、グリッド・ディスクのcachedBy属性にPMEMデバイスが表示されなくなったときに完了しています。

    CellCLI> LIST GRIDDISK ATTRIBUTES name, cachedBy
    DATA_CD_00_cel01     FD_00_cel01
    DATA_CD_01_cel01     FD_01_cel01
    DATA_CD_02_cel01     FD_03_cel01
    DATA_CD_03_cel01     FD_02_cel01
    DATA_CD_04_cel01     FD_00_cel01
    DATA_CD_05_cel01     FD_02_cel01
    ...
    
  4. PMEMキャッシュを削除します。
    # dcli -g cell_group -l root cellcli -e drop pmemcache all 
  5. pmemCacheMode属性をwritethroughに設定します。
    # dcli -g cell_group -l root cellcli -e "ALTER CELL pmemCacheMode=writethrough"
  6. PMEMキャッシュを再作成します。
    # dcli –l root –g cell_group cellcli -e create pmemcache all 
  7. pmemCacheModewritethroughに設定されていることを確認します。
    CellCLI> LIST CELL ATTRIBUTES pmemcachemode
       WriteThrough