5.12 ユーザー・ドメインに割り当てられた仮想CPU数の変更

仮想CPU (vCPUs)の数を変更する場合、次の点に留意します。

  • ユーザー・ドメインに割り当てられた仮想CPU数を変更するためのすべてのアクションは、管理ドメインで実行されます。

  • ユーザー・ドメインに可能な仮想CPU数は、ユーザー・ドメインのmaxvcpusパラメータで設定される値の範囲内で、動的に増減します。

  • 仮想CPUをオーバーコミットすると、すべてのドメインに割り当てられた仮想CPUを、システム上の物理CPU数より多く割り当てることができます。ただし、CPUのオーバーコミットは、過剰に収容されたリソースへの競合するワークロードが十分理解され、同時に発生する要求が物理能力を超えない場合にのみ、実行する必要があります。

次の手順では、ユーザー・ドメインに割り当てられた仮想CPU数を変更する方法について説明します。

  1. 次の手順に従い、物理CPU数を判別します。

    1. 管理ドメインで、次のコマンドを実行します。

      # xm info | grep -A3 nr_cpus
      nr_cpus                : 24
      nr_nodes               : 2
      cores_per_socket       : 6
      threads_per_core       : 2
      

      出力で、nr_nodes行はソケットの数を示しています。コマンドが実行されるExadataデータベース・サーバーのプロセッサは2ソケットで、ソケット当たり6コアであるため、物理CPUスレッドは24個(2ソケット x 6コア/ソケット = 12コア。12コア x 2スレッド/コア = 24 CPUスレッド)です。

    2. 次のコマンドを実行して、ユーザー・ドメインに構成されオンラインである仮想CPUの現在の設定を判別します。

      # xm list DomainName -l | grep vcpus
      
          (vcpus 4)
          (online_vcpus 2)
      

      前述のコマンドで、DomainNameはユーザー・ドメインの名前です。コマンドの出力例では、ユーザー・ドメインの仮想CPUの最大数は4で、現在のオンライン仮想CPUは2です。このユーザー・ドメインのオンラインの仮想CPUの数は、ユーザー・ドメインがオンラインの間に、vcpusパラメータよりも大きくない数に調整されます。オンラインの仮想CPUの数をvcpusパラメータよりも大きい値に増やすには、ユーザー・ドメインをオフラインにする必要があります。

  2. 次の手順に従い、仮想CPU数を小さくするまたは大きくします。

    • 仮想CPU数を減らすには:

      1. 次のコマンドを使用して、ユーザー・ドメインに現在割り当てられている仮想CPUの数を判別します。

        # xm list DomainName
        
      2. 次のコマンドを使用して、現在割り当てられている仮想CPU数を減らします。

        # xm vcpu-set DomainName vCPUs_preferred
        

        前述のコマンドで、vCPUs_preferredは、推奨される仮想CPU数の値です

    • 仮想CPU数を増やすには

      1. 次のコマンドを使用して、vcpusパラメータの現在の設定を判別します。

        # xm list DomainName -l | grep vcpus
            (vcpus 4)
            (online_vcpus 2)
        
      2. 推奨される仮想CPU数が、vcpusパラメータの値より小さいか等しい場合、次のコマンドを実行して、オンライン仮想CPU数を増やします。

        # xm vcpu-set DomainName vCPUs_preferred
        

        前述のコマンドで、vCPUs_preferredは、推奨される仮想CPU数の値です

      3. 推奨される仮想CPU数が、vcpusパラメータの値より大きい場合、オンラインの仮想CPUの数をvcpusパラメータよりも大きい値に増やすには、ユーザー・ドメインをオフラインする必要があります。次を実行します:

        i.ユーザー・ドメインをシャットダウンします。

        ii./EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName/vm.cfgファイルのバックアップ・コピーを作成します。

        iii./EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName/vm.cfgファイルを編集し、vcpusパラメータを推奨される仮想vCPUの数に設定します。

        ノート: デフォルトでは、ユーザー・ドメインは、vcpusパラメータで構成された仮想CPUの数をオンラインにします。一部の仮想CPUをオフラインにしてユーザー・ドメインを起動する場合は、maxvcpusパラメータをvm.cfgに追加し、ユーザー・ドメインでオンラインにできる仮想CPUの最大数に設定します。vcpusパラメータを仮想CPUの数に設定し、ユーザー・ドメインの起動時にオンラインにします。たとえば、2つの仮想CPUがオンラインのユーザー・ドメインを起動し、そのユーザー・ドメインがオンラインの間に、さらに6つの仮想CPUをユーザー・ドメインに追加する場合は、次の設定をvm.cfgに使用します。

        maxvcpus=8
        vcpus=2
        

        iv.ユーザー・ドメインを開始します。