3.4.4 フラッシュ・ディスクのホットプラグ交換の実行

Oracle Exadata Database Machine X7以上では、フラッシュ・ディスクはExtreme Flash (EF)ストレージ・サーバーとHigh Capacity (HC)ストレージ・サーバーの両方でホットプラグに対応しています。

また、Oracle Exadata Database Machine X6以前の場合、EFストレージ・サーバーのフラッシュ・デバイスはホットプラグ対応です。ただし、Oracle Exadata Database Machine X6以前のシステムのHCストレージ・サーバーの場合、フラッシュ・ディスクを交換する前にストレージ・サーバーの電源を切断する必要があります。

ホットプラグ対応のフラッシュ・ディスク・デバイスを交換するには:

  1. 必要に応じて、ホットプラグ交換のためにディスクを準備します。

    通常は、Oracle Exadata System Softwareで問題が特定され、フラッシュ・ディスクのオンライン交換が可能であることを示す障害 - 交換のため切断にデバイスのステータスが設定された後にのみ、フラッシュ・ドライブを交換します。

    別の状態のフラッシュ・ディスクを交換する必要がある場合は、まず、CellCLIALTER PHYSICALDISKコマンドをDROP FOR REPLACEMENT句とともに使用して、ホットプラグ交換のためにディスクを準備する必要があります。

  2. フラッシュ・ディスクでホットプラグ交換の準備ができていることを確認します。

    デバイスのステータスが障害 - 交換のため切断であることを確認します。

    CellCLILIST PHYSICALDISKコマンドを使用して、デバイスのステータスを確認できます。次に例を示します:

    CellCLI> LIST PHYSICALDISK WHERE DISKTYPE=flashdisk AND STATUS LIKE '.*dropped 
    for replacement.*' DETAIL
    
             name:               FLASH_6_1
             deviceName:         /dev/nvme0n1
             diskType:           FlashDisk
             luns:               6_0
             makeModel:          "Oracle Flash Accelerator F640 PCIe Card"
             physicalFirmware:   QDV1RD09
             physicalInsertTime: 2017-08-11T12:25:00-07:00
             physicalSerial:     PHLE6514003R6P4BGN-1
             physicalSize:       2.910957656800747T
             slotNumber:         "PCI Slot: 6; FDOM: 1"
             status:             failed - dropped for replacement
    

    FDOMが1つ失敗すると、影響を受けるフラッシュ・ディスクのPCIカードに障害が発生したと見なされ、カード全体を交換する必要があることに注意してください。

  3. フラッシュ・ディスク・デバイスを物理的に見つけます。

    CellCLILIST PHYSICALDISKコマンドの出力のslotNumber情報を使用すると、影響を受けるフラッシュ・デバイスを含むPCIスロットを識別しやすくなります。

    また、白色のロケータLEDが点灯し、影響を受けているストレージ・サーバーを特定できます。黄色の障害サービス必須LEDが点灯し、影響を受けるフラッシュ・デバイスを特定できます。

  4. フラッシュ・ディスクの電源LEDが消灯していることを確認します。

    注意:

    電源LEDが点灯しているときにフラッシュ・デバイスを取り外すと、システムがクラッシュする可能性があります。ステータスが障害 - 交換のため切断であるのに電源LEDがまだ点灯している場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
  5. フラッシュ・ディスク・デバイスを取り外して交換します。

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