5.1.4.1 管理ドメインのストレージ構成

管理ドメイン(dom0)には、イメージ・リポジトリおよびOracle VM構成ファイルが含まれます。

管理ドメインには次のディレクトリが含まれます。

  • /EXAVMIMAGES。ゲストの作成に使用されたイメージが格納されます。このディレクトリ内のZIPファイルには、ISOファイルが含まれています。
  • /conf
  • /GuestImages。各ユーザー・ドメインを表すファイルが格納されます。

管理ドメインは、物理ディスク/dev/sdaに存在します。次の3つのディスク・パーティションがあります。

  • /dev/sda1/bootとしてマウントされます。
  • /dev/sda2swapに使用されます。
  • /dev/sda3 — ボリューム・グループVGExaDbに使用されます。

管理ドメイン用に作成された論理ボリュームは次のとおりです。

  • /dev/VGExaDb/LVDbSys2 — バックアップの実行中にdbnodeupdate.shによって使用されます
  • /dev/VGExaDb/LVDbSys3/としてマウントされます
  • /dev/VGExaDb/LVDbSwap1 — スワップ領域に使用されます
  • /dev/VGExaDb/LVDoNotRemoveOrUse — バックアップの実行中にdbnodeupdate.shによって使用されます
  • /dev/VGExaDb/LVDbExaVMImagesEXAVMIMAGESとしてマウントされます

/EXAVMIMAGESディレクトリは、各仮想マシンの構成ファイルが配置される場所です。ファイルの名前は/EXAVMIMAGES/GuestImages/nodename/vm.cfgの形式になります。各仮想マシンには、イメージ・リポジトリ内のISOファイルを指すイメージ・ファイルもあります。pv1_vgeexadb.imgを除く次のファイルは、reflinks (OCFS2機能)を使用して作成されます。

  • /EXAVMIMAGES/GuestImages/user-domain-name/System.img
  • /EXAVMIMAGES/GuestImages/user-domain-name/gridversion.img
  • /EXAVMIMAGES/GuestImages/user-domain-name/dbversion.img