5.1.4 Oracle VMリソース

Oracle VMインフラストラクチャの2つの基本部分(ネットワークおよびストレージ)は、Oracle VMの外部で構成されます。

ネットワーク

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用してOracle Exadataラックの構成詳細を指定する場合は、Oracle VM環境に必要なネットワークIPアドレスの作成方法を入力します。生成されたOEDA設定ファイルはOracle Exadataラックに転送され、ネットワーク・アドレスの作成に使用されます。

ストレージ

Oracle VMには、仮想マシンの作成および管理に不可欠な環境リソースを格納する場所が常に必要です。こういったリソースには、ISOファイル(仮想DVDイメージ)、VM構成ファイル、およびVM仮想ディスクがあります。このようなリソースのグループが格納される場所を記憶域リポジトリといいます。

Oracle Exadataでは、Oracle VMの記憶域はOCFS2 (Oracle Cluster File System)ストレージとして構成されます。

X5-2以降の2ソケットのOracle Exadata Database Machineシステムでのみ、ディスク拡張キットを購入してストレージ容量を増やすことができます。追加のディスク領域を使用し、/EXAVMIMAGESを拡張して、より多くのOracle VMゲスト(最大8個まで)をサポートしたり、各domUの/u01パーティションのサイズを増やすことができます。

Exadataでサポートされる最大VM数

既存のExadata Database Serverの場合、サポートされるVMの最大数は8個です。ソフトウェアの前提条件については、My Oracle Supportのノート888828.1および1270094.1を参照してください。