2.2.1.5 物理ドライブ構成の検証

クリティカル・ディスク、機能が低下したディスクまたは障害が発生したディスクについてシステムを調査します。

物理ドライブの構成を検証するには、次のコマンドを使用して、データベース・サーバーの物理ドライブの構成を検証します。

ノート:

Oracle Exadata System Software 19.1.0以上を実行している場合は、次のコマンドで/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64/opt/MegaRAID/storcli/storcli64に置き換えます。
/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -PDList -aALL | grep "Firmware state"

次に、Oracle Exadata Database Machine X4-2Oracle Exadata Database Machine X3-2およびOracle Exadata Database Machine X2-2の場合の出力例を示します。

Firmware state: Online, Spun Up
Firmware state: Online, Spun Up
Firmware state: Online, Spun Up
Firmware state: Online, Spun Up

ドライブの状態は、Online, Spun Upと表示されている必要があります。出力順序は重要ではありません。Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックまたはOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックの場合は、Online, Spun Upの状態を示す出力が8行になります。

出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。

パフォーマンスが低下した仮想ドライブは、通常は存在しない物理ディスクまたは障害が発生したディスクです。ノードで障害が発生したディスクの数が、システムの動作を維持するのに必要な数を超えた場合は、データ損失のリスクを回避するために、クリティカル・ディスクをすぐに交換してください。障害が発生したディスクはすぐに交換してください。