1.8 ネットワーク構成の準備

追加のサーバーをラックに追加する場合は、IPアドレスと現在のネットワーク構成の設定が必要になります。

サーバーまたはラックを既存のラックに追加する場合、新しいサーバーのIPアドレスはOracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して取得されます。サーバーを既存のラックにさらに追加する場合は、アプリケーションに新しいサーバーのみを含めるようにしてください。ラックを追加する場合、新しいラックは独自のOEDAを使用する必要があります。現在使用中の正確なOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループ構成が、アプリケーションによって反映されない場合があります。グリッド・ディスクおよびディスク・グループは手動で構成されるため、これは問題にはなりません。Oracleホームの場所や所有者など、その他すべての項目を既存の構成と同じように正確に定義する必要があります。

Oracle Exadata X4-2 Database Server以降またはOracle Exadata Storage Server X4-2L以降を追加する場合、結合構成はラックの既存のサーバーと一致する必要があります。OEDAのInfiniBand構成ページに、ボンディングのタイプを選択するオプションがあります。アクティブ-アクティブ・ボンディングのオプションを選択するか、またはアクティブ-パッシブ・ボンディングのオプション選択を解除します。

仮想データベース・サーバーおよびストレージ・サーバーのグループにネットワーク分離を構成し、あるOracle RACクラスタのネットワーク・トラフィックに別のOracle RACクラスタからアクセスできないようにする場合は、OEDAを使用してInfiniBandパーティションを構成できます。

アプリケーションによって生成される構成ファイルは、OEDAによって使用されます。OEDAを使用した後、checkip.shおよびdbm.datファイルを使用して、ネットワーク構成を確認します。発生するエラーは、pingコマンドからSCANアドレス、CiscoスイッチおよびSun Datacenter InfiniBand Switch 36スイッチへのエラーのみです。