7.3.2 クラウド・スケール・パフォーマンスの自動監視

Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0以降のExadata Database Machineでは、CPU、メモリー、ファイル・システム、IO、ネットワークなどの幅広いサブシステムを対象に、自動化されたクラウド・スケール・パフォーマンス監視が提供されています。この機能では、人工知能、長年にわたる現実世界でのパフォーマンス・トリアージの経験、およびベスト・プラクティスを組み合わせています。

Oracle Exadata System Softwareは、パフォーマンスの問題を自動検出し、人間の介入なしに根本原因を特定できます。この機能の動作例を次に示します。

  • 回転プロセスがシステム上のすべてのリソースを占有し、データベースのパフォーマンスに影響を与える場合、Oracle Exadata System SoftwareはCPUスピンを自動的に検出し、スピンの原因であるプロセスを正確に特定してアラートを生成します。
  • Oracle Databaseが、ベスト・プラクティス推奨に従って大規模なページに正しく構成されていない場合、Oracle Exadata System Softwareは正しく構成されていないことを自動的に検出し、影響を受けるデータベース・インスタンスについてアラートを生成します。

この機能に構成は必要ありません。アラートを受信するには、通知メカニズムを構成する必要があります。Oracle Exadata Storage Serverのリクエストとアラートの監視、およびALTER DBSERVERを参照してください。

この機能の一部として、ストレージ・サーバー、データベース・サーバー(ベア・メタル構成)および管理ドメイン(dom0)に加えて、ユーザー・ドメイン(domU)で管理サーバー(MS)が有効になります。

最小要件:

  • Oracle Exadata System Software 19.1.0