7.3.7.1 マルチパス・ディスク消去からSecure Eraserへの自動アップグレード
1パス、3パスまたは7パスのメソッドを使用してディスクを消去するように指定した場合、Oracle Exadata System Softwareは、基礎となるハードウェアでサポートされていれば自動的に最適なSecure Eraserメソッドを使用します。
ディスクが大きくなればなるほど、従来のマルチパス上書きメソッド(1パス、3パス、7パスなど)は、Secure Eraserで使用される消去メソッドよりも完了までに時間がかかるようになります。たとえば10TBのハード・ドライブになると、7パス消去に4日以上かかることもありますが、Secure Eraserを使用すれば、わずか1分です。サポートされているハードウェアと推定消去時間については、データベース・サーバーおよびストレージ・サーバーの安全な消去を参照してください。
ディスクでサポートされていれば、Secure Eraserを使用する方が高速で安全です。DROP CELL
およびDROP CELLDISK
で使用されるSecure Eraserメソッドは、Secure Eraser機能のものと同じであり、NIST SP-800-88r1標準に準拠しています。
詳細は、DROP CELLおよびDROP CELLDISKを参照してください。
最小要件:
- Oracle Exadata System Software 19.1.0
- Oracle Exadata Database Machine X5-2以上
親トピック: Secure Eraserの更新