9.1.19.3 ストレージ損失後の冗長性回復の高速化

Oracle Grid Infrastructure 12c リリース2 (12.2)の使用では、以前のリリースよりもストレージ損失の後の冗長性回復に時間がかかりません。

新しいREBUILDフェーズがリバランス操作に導入されました。REBUILDフェーズがストレージ障害後に最初に冗長性を回復するため、2番目の障害が発生するリスク期間が大幅に削減されます。後続のBALANCEフェーズが、バランスを回復します。

Oracle Grid Infrastructureリリース12.1.0.2 (DBBP 12.1.0.2.170718を含む)には、リバランスのOracle ASM REBUILDフェーズも含まれています。

ノート:

Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)では、再構築がV$ASM_OPERATIONで別のバス(REBUILD)を介して追跡されます。Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)では、再構築とリバランスの両方のフェーズが同じパス(REBALANCE)で追跡されます。