1.4.3 その他のハードウェア、システム、またはネットワークへのOracle Exadataの接続に関する制限事項
次の制限事項は、Oracle Exadataラックのハードウェアおよびソフトウェアの変更に適用されます。これらの制限事項に違反すると、保証およびサポートを受けられなくなる場合があります。
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Oracle Exadata Storage拡張ラックが接続できるのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのみで、サポートするのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのデータベース・サーバー上で実行中のデータベースのみです。
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スタンドアロンのOracle Exadata Storage Serverが接続できるのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのみで、サポートするのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのデータベース・サーバー上で実行中のデータベースのみです。
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100mAを超える電力を使用するUSBデバイスをデータベース・サーバーに接続することはできません。
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Oracle Exadataドキュメントに記載されている場合を除き、USBデバイスはOracle Exadata Storage Serverに接続できません。ガイドに記載されている状況では、USBデバイスで100mAを超える電力を使用できません。
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Oracle ExadataラックのRDMAネットワーク・ファブリック・ネットワークに接続できるのは、Oracle Exalogic Elastic Cloud、Oracle Big Data ApplianceおよびOracle SuperClusterでの使用に指定されているスイッチのみです。サード・パーティのスイッチを含む他のRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチをOracle Exadata Rack RDMAネットワーク・ファブリック・ネットワークに接続することは、サポートされていません。このガイドおよびOracle Exadata Database Machine拡張およびマルチラック・ケーブリング・ガイドに指定されたRDMAネットワーク・ファブリック・ネットワーク・トポロジのみがサポートされ、その他のRDMAネットワーク・ファブリック・ネットワーク・トポロジはサポートされません。
ノート:
ラック間接続の場合は、すべてのラックで同じタイプのRDMAネットワーク・ファブリック(InfiniBandまたはRDMA over Converged Ethernet (RoCE))を使用する必要があります。 -
Oracleの設計したシステムの一部ではない外部サーバーを、Oracle ExadataのRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチに接続できます。ただし、外部サーバーのRDMAネットワーク・ファブリック・ソフトウェアとOracle Exadata用のRDMAネットワーク・ファブリック・ソフトウェアのリリースとの互換性をアップグレードして維持するのはユーザーの責任です。外部サーバー上のRDMAネットワーク・ファブリック・ソフトウェアおよびオペレーティング・システムには、Oracle Exadata上と同じリリースを使用することをお薦めします。RDMAネットワーク・ファブリック障害が発生し、外部サーバーが接続されている場合は、外部サーバーを取り外して障害を再現するよう求められる場合があります。
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以下の条件で、iSCSIまたはNFSを使用してデータベース・サーバーを外部(Exadata以外)ストレージに接続できます。
- このストレージは、アプリケーションの入力ファイルと出力ファイル、Data Pumpのエクスポート・ファイルとログ、およびバックアップ操作とリカバリ操作に関連するファイルが対象となっています。
- Oracle DatabaseファイルにOracle以外のストレージを使用することはサポートされていません。
- Fibre Channel Over Ethernet (FCoE)プロトコルはサポートされていません。
関連トピック
親トピック: Oracle Exadataラックの制限事項