1.4.2 Oracle Exadataソフトウェア・コンポーネントの変更に関する制限事項

次の制限事項は、Oracle Exadataラックのソフトウェアの変更に適用されます。これらの制限事項に違反すると、保証およびサポートを受けられなくなる場合があります。

  • Oracle Exadata System Softwareおよびオペレーティング・システムは変更できません。また、追加のソフトウェアまたはエージェントはOracle Exadata Storage Serverにインストールできません。

  • Oracle Exadata Storage Server上でファームウェアを直接更新することはできません。ファームウェアはOracle Exadata Storage Serverパッチの一部として更新されます。

  • Oracle Exadataラックのその他のコンポーネントのファームウェアは更新できます。

    • 管理ネットワーク・スイッチ上でOSおよびファームウェアのバージョンを更新し、データ・センターの要件を満たすことができます。

    • My Oracle SupportドキュメントID 888828.1とその関連ノートに記載された制約に準拠している場合、データベース・サーバーのコンポーネントのファームウェアを更新できます。

    • My Oracle SupportドキュメントID 888828.1とその関連ノートに記載された検証済バージョンに準拠している場合、RDMAネットワーク・ファブリック・スイッチのファームウェアを更新できます。

  • データベース・サーバー上に追加ソフトウェアをロードできます。ただし、最大のパフォーマンスを確保するため、データベース・サーバー上にバックアップ・エージェント、セキュリティ監視エージェントなどのエージェント以外のソフトウェアを追加することはお薦めしていません。

    データベース・サーバーのオペレーティング・システムへの非標準カーネル・モジュールのロードは可能ですが、お薦めしていません。非標準モジュールに関するご質問または問題はサポートしていません。サーバーがクラッシュし、そのクラッシュが非標準モジュールに起因する疑いがある場合、Oracleサポートでは、ユーザーに非標準モジュールのベンダーに問い合せていただくか、または非標準モジュールがない場合でも問題が再現するかを尋ねる場合があります。正式パッチおよびアップグレードの適用以外の方法によるデータベース・サーバーのオペレーティング・システムの変更はサポートされていません。

  • RDMAネットワーク・ファブリック関連のパッケージは、正式にサポートされているリリースで常に維持する必要があります。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの管理エージェントまたはOracle Enterprise Manager Grid Controlの管理エージェントを、データベース・サーバーにインストールして、システムを監視できます。

  • システム監視のためにOracle Enterprise Manager Ops Centerのエージェントをインストールすることは許可されていません。

  • Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)は、クライアント・ネットワークおよび追加ネットワーク(構成されている場合)に結合する物理ネットワーク・インタフェースを指定するために使用します。OEDAは、2つの物理ネットワーク・インタフェースを統合する結合ネットワーク・インタフェースを生成します。

    OEDAで生成されたボンディング構成を手動で変更することは可能ですが、お薦めしていません。Oracleは、非標準ボンディング構成をに関連する質問または問題はサポートしていません。いずれの場合も、ネットワーク・インタフェースが2つ未満のボンディング構成は許可されません。