9.2.3 VLANサポート

OEDAでは現在、管理ネットワーク、ILOM、クライアントおよびバックアップ・アクセス・ネットワークのために、計算ノードおよびストレージ・サーバーでのVLANの作成をサポートしています。次の点に注意してください:

  • クライアント・ネットワークとバックアップVLANネットワーク・ネットワークが結合されている必要があります。管理ネットワークは結合しないでください。

  • バックアップ・ネットワークが、タグ付けされたVLANネットワーク上にある場合、クラスタ・ネットワークは、タグ付けされた異なるVLANネットワークにある必要があります。

  • バックアップおよびクライアント・ネットワークは、同一のネットワーク・ケーブルを共有できます。

  • OEDAは物理デプロイメントと仮想デプロイメントの両方でVLANタグ付けをサポートしています。

  • IPv6 VLANは、X2およびV2システムを除くすべてのOracle Exadataシステムのベア・メタルでサポートされています。

    現在、VMを使用したIPv6 VLANはサポートされていません。

ノート:

システムがクラスタで10個のVIPアドレスを超えて使用し、Oracle Clusterwareクライアント・ネットワークにVLANを構成している場合、3桁のVLAN IDを使用する必要があります。VLAN名が15文字のオペレーティング・システム・インタフェースの名前制限を超える可能性があるため、4桁のVLAN IDを使用しないでください。

次の表に、管理ネットワーク、クライアント・ネットワークおよびバックアップ・ネットワークでの様々なExadataシステムおよびOracle Databaseバージョン向けのIPv4およびIPv6サポートを示します。

Oracle Databaseのリリース 管理ネットワークでのVLANタグ付け クライアントおよびバックアップ・ネットワーク

11.2.0.4

2ソケット・サーバー用のX3-2以上、および8ソケット・サーバー用のX4-8以上でのIPv4アドレスでのみサポートされています。

すべてのハードウェア・モデルでのIPv4およびIPv6でサポートされています。

12.1.0.2

2ソケット・サーバー用のX3-2以上、および8ソケット・サーバー用のX4-8以上でのIPv4アドレスでのみサポートされています。

すべてのハードウェア・モデルでのIPv4でサポートされています。

22289350が修正済であるすべてのハードウェア・モデルでのIPv6でサポートされています。

詳細は、『Oracle Exadata Database Machineインストレーションおよび構成ガイド』Oracle Exadata Database MachineでのネットワークVLANタグ付けの使用に関する項を参照してください。