2.7.1 Oracle Exadata Database Machineの監視および監査
AIDEは、システムに対する悪質な変更または計画外の変更をレポートするセキュリティ機能です。
Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0では、Exadataシステム上のファイルへの不正アクセスを防止するために、Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)のサポートが追加されました。AIDEは、システム上にファイルのデータベースを作成し、そのデータベースを使用してファイルの整合性を確認して、システム侵入を検出します。AIDEについてさらに学習するには、https://en.wikipedia.org/wiki/Advanced_Intrusion_Detection_Environment参照してください。
Oracle Exadataでは、AIDEがシステム(ファイルまたはディレクトリ)への計画外の変更を識別したときに、管理サーバー(MS)のアラートが生成されます。
ソフトウェアのインストールや構成が行われている非本番システムまたは一時的にNON-PRODUCTIONとみなされているシステムでは、AIDEは誤検出を含む大量のアラートを生成することがあります。システムがNON-PRODUCTIONモードの場合は、/opt/oracle.SupportTools/exadataAIDE -disable
コマンドを実行して、各計算ノードでAIDEを一時的に無効にすることをお薦めします。
PRODUCTIONに戻されたシステムの場合、ソフトウェア・インストールをロック・ダウンした後の最後のステップの1つは、次のコマンドを実行することによるAIDEデータベースの最終更新である必要があります。
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/opt/oracle.SupportTools/exadataAIDE -enable
— AIDEが以前に無効にされていた場合 -
/opt/oracle.SupportTools/exadataAIDE -u
— 新しいAIDEデータベース・ベースラインを生成する場合
PRODUCTIONデータベース・サーバーのいずれかで構成を変更する必要がある場合は、変更後に/opt/oracle.SupportTools/exadataAIDE -u
コマンドを実行して、AIDEデータベースの更新を実行します。
ノート:
AIDEデータベースを更新すると、オープンしているすべてのAIDE MSアラートがクリアされます。