2.7.2 Oracle Databaseアクティビティの監視および監査
Oracle Databaseのファイングレイン監査のサポートによって、組織は監査レコードの生成時期を選択的に決定するポリシーを確立できます。
ポリシーを確立すると、組織は他のデータベース・アクティビティに集中し、監査アクティビティに関連付けられることの多いオーバーヘッドを削減できます。
Oracle Audit Vaultはデータベース監査設定の管理を一元化し、セキュアなリポジトリへの監査データの統合を自動化します。Oracle Audit Vaultには、特権ユーザーのアクティビティやデータベース構造への変更を含む広範なアクティビティを監視するための組込みレポートが含まれています。Oracle Audit Vaultで生成されるレポートによって、様々なアプリケーションおよび管理データベースのアクティビティを可視化し、アクションのアカウンタビリティをサポートする詳細な情報を取得できます。
Oracle Audit Vaultを使用すると、未認可アクセスの試みやシステム権限の不正使用を示す可能性のあるアクティビティのプロアクティブな検出および警告が可能になります。これらの警告には、特権ユーザー・アカウントの作成や機密情報を含む表の変更などの、システム・イベントとユーザー定義イベントの両方を含めることができます。
Oracle Database Firewall Remote Monitorは、リアルタイムのデータベース・セキュリティ監視を提供できます。Oracle Database Firewall Remote Monitorはデータベース接続を問い合せて、アプリケーション・バイパス、未認可のアクティビティ、SQLインジェクション、その他の脅威などの悪意のあるトラフィックを検出します。Oracle Database Firewallは正確なSQLグラマーベースのアプローチを使用することによって、疑わしいデータベース・アクティビティを組織が迅速に識別できるようにします。