4.2 ソフトウェアの保護
多くの場合、ハードウェアのセキュリティは、ソフトウェアを通じて実装されます。
ソフトウェアとハードウェアを保護するには、次のガイドラインを実施します。
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サイトでシステムをインストールしたときに、すべてのデフォルトのパスワードを変更してください。Oracle Exadata Database Machineでは、初期インストールおよびデプロイメントに、よく知られたデフォルトのパスワードが使用されます。デフォルトのパスワードでは、装置に不正にアクセスできる可能性があります。ネットワーク・スイッチなどのデバイスには、複数のユーザー・アカウントが設定されています。必ずラック内のコンポーネントのすべてのアカウント・パスワードを変更します。
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root
スーパーユーザー・アカウントの使用を制限します。Integrated Lights Out Manager (ILOM)ユーザー・アカウントを各ユーザーに作成および使用して、監査証跡での積極的な識別を可能にし、管理者がチームまたは会社を離れた場合のメンテナンスを軽減します。 -
Oracle Exadata Database Machineが、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseソフトウェアのインストールに個別のソフトウェア所有者アカウントを使用してデプロイされるようにします。
ノート:
DB-scoped securityを有効にするには、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseソフトウェアのインストール用に個別のソフトウェア所有者アカウントが必要です。 -
不要なプロトコルおよびモジュールをオペレーティング・システムで無効化します。
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USBポート、ネットワーク・ポートおよびシステム・コンソールへの物理的なアクセスを制限します。サーバーおよびネットワーク・スイッチには、システムに直接アクセスできるポートおよびコンソール接続があります。
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ネットワークを介してシステムを再起動する機能を制限します。
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ドキュメントを参照し、使用可能なセキュリティ機能を有効化します。
Oracle Exadata Database Machineは、レガシー・プラットフォームにインストールされたOracle Databaseリリースで使用できるすべてのセキュリティ機能を活用できます。Oracle Databaseのセキュリティ製品および機能には次のものがあります。
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Oracle Advanced Security
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Oracle Audit Vault
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データ・マスキング
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Oracle Database Firewall
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Oracle Database Vault
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Oracle Label Security
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Oracle Secure Backup
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Oracle Total Recall
Oracle特権ユーザーおよび多元的なアクセス制御、データ分類、透過的データ暗号化、監査、監視およびデータ・マスキングを使用して、顧客は既存のアプリケーションに対する変更を必要としない信頼性の高いデータ・セキュリティ・ソリューションをデプロイできます。