4.1 ハードウェアの保護
Oracle Exadata Database Machineのインストール後、ハードウェアを保護する必要があります。
ハードウェアは、ハードウェアへのアクセスを制限し、シリアル番号を記録することによって保護できます。アクセスを制限する措置として、次のことをお薦めします。
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Oracle Exadata Database Machineと関連装置は、アクセスが制限された鍵の掛かった部屋に設置します。
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ラック内のコンポーネントでサービスが必要でない場合は、ラックのドアに鍵を掛けます。
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コンポーネントは設計によって容易に削除できるため、ホットプラガブル対応またはホットスワップ対応デバイスへのアクセスを制限します。関連する情報を参照してください
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予備の現場交換可能ユニット(FRU)または顧客交換可能ユニット(CRU)は鍵の掛かったキャビネットに保管します。鍵の掛かったキャビネットへは、認可された人のみがアクセスできるように制限します。
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SSHリスナー・ポートを管理ネットワークおよびプライベート・ネットワークに制限します。
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SSHプロトコル2 (SSH-2)およびFIPS 140-2承認暗号を使用します。
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SSHが許可される認証メカニズムを制限します。本質的にセキュアでない方法は無効化されます。
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すべての主要なコンピュータ・ハードウェア項目(FRUなど)にマークを付けます。
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ハードウェアのアクティベーション・キーとライセンスは、システム緊急時にシステム・マネージャが簡単に取り出せる安全な場所に保管します。
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Oracle Exadata Database Machineのコンポーネントのシリアル番号を記録し、安全な場所に保管します。Oracle Exadata Database Machineのすべてのコンポーネントにシリアル番号があります。
- ラックのシリアル番号の取得
ラックのシリアル番号を取得するには、ipmitoolユーティリティを使用します。 - ラック・コンポーネントのシリアル番号の取得
CheckHWnFWProfileコマンドを使用すると、ほとんどのシステム・コンポーネントのシリアル番号を表示できます。 - Cisco 9336Cまたは9348スイッチのラックのシリアル番号の取得
シリアル番号を取得するには、スイッチでshow license host-id
コマンドを使用します。 - Sun Datacenter InfiniBand Switch 36のラックのシリアル番号の取得
シリアル番号を取得するには、スイッチでshowfruinfo
コマンドを使用します。 - Cisco 4948イーサネット・スイッチのシリアル番号の取得
シリアル番号を取得するには、スイッチでsh inventory
コマンドを使用します。
関連トピック
親トピック: Oracle Exadataの保護
4.1.1 ラックのシリアル番号の取得
ラックのシリアル番号を取得するには、ipmitoolユーティリティを使用します。
Oracleサポート・サービスとやり取りする場合、ラックのCSI番号はラックのシリアル番号に基づきます。
親トピック: ハードウェアの保護
4.1.2 ラック・コンポーネントのシリアル番号の取得
CheckHWnFWProfileコマンドを使用すると、ほとんどのシステム・コンポーネントのシリアル番号を表示できます。
親トピック: ハードウェアの保護
4.1.3 Cisco 9336Cまたは9348スイッチのラックのシリアル番号の取得
シリアル番号を取得するには、スイッチでshow license host-id
コマンドを使用します。
親トピック: ハードウェアの保護
4.1.4 Sun Datacenter InfiniBand Switch 36のラックのシリアル番号の取得
シリアル番号を取得するには、スイッチでshowfruinfo
コマンドを使用します。
親トピック: ハードウェアの保護