2.4.1 プール・ディスクの作成

プール・ディスクは、Exascaleで使用するために指定されたExadataストレージ・デバイスの一部です。プール・ディスクは、Exadataセル・ディスクから領域を割り当てることで作成されます。

プール・ディスクを作成するには、CellCLI CREATE GRIDDISKコマンドを使用して、新しく作成されるプール・ディスクに関連付けるストレージ・プールの名前を指定します。

次に例を示します:

CellCLI> create griddisk all harddisk prefix=pool1, storagepool=POOL1

Exascaleプール・ディスクを作成するには、storagepool属性を指定する必要があります。そうしないと、Exascaleで使用できないExadataグリッド・ディスクが作成されます。

storagepool属性を指定すると、Exadataグリッド・ディスクはExascaleプール・ディスクとしてマークが付けられ、ストレージ・プール名がプール・ディスク・メタデータに書き込まれます。

create griddiskコマンドでは、指定したストレージ・プールにプール・ディスクがすぐに追加されるわけではなく、この時点でストレージ・プールが存在する必要はありません。プール・ディスクは、ストレージ・プールの作成中、またはchstoragepoolコマンドを--reconfigオプションとともに使用してストレージ・プールを変更した後に、ストレージ・プールに組み込まれた後でしかデータ・ストレージに使用できません。