3.9.3.1 ボリューム・スナップショットの作成
ボリューム・スナップショットは、ボリュームの論理読取り専用ポイントインタイム・コピーです。
ボリューム・スナップショットを作成するには、ESCLI mkvolumesnapshotコマンドを使用します。次に例を示します:
@> mkvolumesnapshot 2:390535212ea7448299bcc7bc7f7653b2
前述の例に示すように、最も単純な形式のコマンドでは、コピーするボリュームの識別子を指定します。lsvolumeコマンドを使用すると、各ボリュームの識別子を検出できます。
--attributesオプションを使用して、ボリューム・スナップショットの様々な属性を指定することもできます。次に例を示します:
@> mkvolumesnapshot 1:2ee25b4c77fa423a87a25bd2160154de --attributes name=snap1
ノート:
指定したボリュームがExascaleダイレクト・ボリューム(EDV)アタッチメントをサポートしており、Oracle Advanced Cluster File System (ACFS)が現在マウントされている場合、
mkvolumesnapshotコマンドは失敗します。この状況でボリューム・スナップショットを作成するには、次のいずれかを実行する必要があります:
mkvolumesnapshotコマンドを使用する前に、すべてのサーバーで影響を受けるファイル・システムをアンマウントします。その後、ファイル・システムを再度マウントします。-
Oracle ACFSコマンドライン・ユーティリティ(
acfsutil)を使用して、ファイル・システムを同期し、ボリューム・スナップショットを作成します。EDVクライアント・ノードで、rootユーザーとしてacfsutil volsnap createコマンドを実行し、ACFSマウントポイントまたはEDVデバイスを指定します。次に例を示します:
# acfsutil volsnap create /mnt/myacfs
ボリューム・スナップショットを作成したら、コンテンツを読み取るためにアタッチメントを作成する必要があります。アタッチされていないボリューム・スナップショットは、単独ではどのクライアントでも使用できません。
親トピック: ボリューム・スナップショットの管理