3.9.5.4 ボリューム・バックアップまたはリストアの進捗状況のモニタリング

ボリューム・バックアップは、Exascaleボリューム・スナップショットのバックアップで、ボリュームの一貫したポイントインタイム・コピーを提供します。Exascaleボリューム・バックアップは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)オブジェクト・ストレージ・コンテナに格納されます。

ボリューム・バックアップを作成またはリストアする操作の完了には時間がかかる場合があります。完了率を表示することで、進行中の進捗をモニタリングできます。

  • ボリューム・バックアップ操作の完了率を表示するには、ESCLI lsvolumebackupコマンドを使用して、目的のボリューム・バックアップ操作に関する情報を表示し、state属性とprogress属性を確認します。次に例を示します:

    @> lsvolumebackup 2b1:7476692b2499488794951dfe59606e1b --attributes state,progress --detail
    state           CREATING
    progress        27%
    
    @>

    この例では、2b1:7476692b2499488794951dfe59606e1bは、モニタリング対象のバックアップ操作のボリューム・バックアップ識別子です。

    lsvolumebackupコマンドを使用すると、各ボリューム・バックアップの識別子を検出することもできます。

  • ボリューム・リストア操作の完了率を表示するには、ESCLI lsvolumeコマンドを使用して、ボリューム・リストア操作の一環として作成されている新しいボリュームに関する情報を表示し、state属性とprogress属性を確認します。次に例を示します:

    @> lsvolume 3:4f71bc664cdb47e3928083505819aafa --attributes state,progress --detail
    state           RESTORING
    progress        59%
    
    @>

    この例では、リストア操作によって作成されている新しいボリュームの識別子は、3:4f71bc664cdb47e3928083505819aafaです。

    lsvolumeコマンドを使用すると、ボリュームのリストア操作の一環として作成されている各ボリュームの識別子を検出することもできます。

バックアップ操作中、state属性には値CREATINGが含まれます。リストア操作中、state属性には値RESTORINGが含まれます。どちらの操作でも、progress属性には現在の完了率が含まれます。

正常に完了すると、stateAVAILABLEに変化し、progress属性には値が含まれません。操作が失敗した場合、state属性は失敗を示し、progress属性はリセットされるまでしばらくの間、失敗発生時点を示します。