3.9.5.3 ボリューム・バックアップのリストア

ボリューム・バックアップは、Exascaleボリューム・スナップショットのバックアップで、ボリュームの一貫したポイントインタイム・コピーを提供します。Exascaleボリューム・バックアップは、Exascaleクラスタに関連付けられたOracle Cloud Infrastructure (OCI)オブジェクト・ストレージ・コンテナに格納されます。

ボリューム・バックアップを新しいボリュームにリストアできます。ボリューム・バックアップをリストアすると、リストアされたボリュームは、ボリューム・バックアップおよび元のバックアップ・ソース・ボリュームとは切り離されます。リストアされたボリュームと、ボリューム・バックアップまたは元のバックアップ・ソース・ボリュームとの間には、継続的なアソシエーションはありません。

ボリューム・バックアップをリストアするには、ESCLI mkvolumeコマンドを使用して、次を指定します:

  • 新しいボリュームのソースとして使用するボリューム・バックアップ識別子。lsvolumebackupコマンドを使用すると、各ボリューム・バックアップの識別子を検出できます。

  • 新しいボリュームをホストするボールト。

次に例を示します:

@> mkvolume --attributes volumeBackup=2b1:7476692b2499488794951dfe59606e1b,vault=myvault

この例では、ボリューム・バックアップ識別子は2b1:7476692b2499488794951dfe59606e1bであり、リストアされたボリュームをホストするボールトはmyvaultです。

このコマンドは、リストア操作の開始時に完了しますが、完了までに時間がかかる場合があります。「ボリューム・バックアップまたはリストアの進捗状況のモニタリング」を参照してください。