7.2.8 mv
ファイルの名前を変更します。
構文
mv [{ -w | --wallet } wallet-location ] [ -D | --debug ]
source1 target1 [ sourceN targetN ]...
コマンド・オプション
mv
コマンドのオプションは、次のとおりです:
-
source1-N: 移動するソース・ファイルを指定します。
-
target1-N: ファイルのターゲットの場所を指定します。値には、ディレクトリを指定できません。
-
-w
、--wallet
: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。 -
-D
、--debug
: オプションで、デバッグ・モードを有効にします。
使用上のノート
このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:
-
ソースおよびターゲットの場所は、同じExascaleボールト内に存在する必要があります。
-
ソースの場所でワイルドカード(
%
)を使用すると、複数のソース・ファイルを指定できます。その場合は、対応するターゲットの場所にも一致するワイルドカードを含める必要があります。例については、例7-10を参照してください。
例
例7-10 Exascaleストレージでの複数のファイルの移動
次の例では、ワイルドカード文字(%
)を使用して、複数のファイルを@MYDATA/location1/prefix1%
から@MYDATA/location2/anotherlocation/prefix2%
に移動します。例のコマンドを使用すると、@MYDATA/location1/prefix1mydata
という名前のファイルが@MYDATA/location2/anotherlocation/prefix2mydata
に移動されます。
$ xsh mv @MYDATA/location1/prefix1% @MYDATA/location2/anotherlocation/prefix2%
親トピック: XSHコマンド・リファレンス