7.7.1.2.4.1 キャッシングの属性

フラッシュ・キャッシュ・モード

flashCacheMode属性は、フラッシュ・キャッシュの現在値の表示と設定に使用されます。値はwritethrough(デフォルト)またはwritebackです。flashCacheMode属性については、次の点に注意してください。

  • 属性がwritebackからwritethroughに変更され、既存のフラッシュ・キャッシュが存在する場合は、エラーが表示されます。属性をwritethroughに変更する前に、フラッシュ・キャッシュをフラッシュして削除する必要があります。

  • 属性をwritethroughからwritebackに変更する場合は、属性を変更する前にフラッシュ・キャッシュを削除する必要があります。

  • RECOディスク・グループのグリッド・ディスクなど、キャッシングが不要なグリッド・ディスクでライトバック・キャッシュを無効にできます。これにより、他のオブジェクトでキャッシュ領域を使用できます。

    関連項目:

フラッシュ・キャッシュ圧縮

フラッシュ・キャッシュの圧縮は、Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.3.0で初めて使用できるようになり、Oracle Exadata Database Machine X3およびX4ストレージ・サーバーでのみ使用できます。

ALTER CELL flashCacheCompressコマンドでは、フラッシュ・キャッシュ圧縮を有効化または無効化します。オプションは、フラッシュ・キャッシュ圧縮を有効化するtrueおよびフラッシュ・キャッシュ圧縮を無効化するfalseです。Oracle Exadata Database Machine X3およびX4ストレージ・サーバーでフラッシュ・キャッシュ圧縮を有効にするには、次のコマンドを使用します。

CellCLI> ALTER CELL flashCacheCompress=true

ノート:

  • フラッシュ・キャッシュ圧縮を有効化するには、Oracle拡張圧縮オプションが必要です。

  • Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0以降、flashCacheCompressセル属性は使用できなくなりました。

RAMキャッシュ・モード

ramCacheMode属性は、onoffまたはautoに設定できます。デフォルト値はautoで、RAMキャッシュ機能が有効ではないという意味です。この属性を変更した場合、CELLSRVを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

ノート:

2022年9月のOracle Exadata System Softwareリリース更新(バージョン22.1.3、21.2.16以降)以降では、ストレージ・サーバーのRAMキャッシュ機能は非推奨になりました。