7.7.1.7.7 limit属性
用途
limit
属性では、フラッシュI/O使用率の上限を指定します。
構文
ALTER IORMPLAN
dbplan=(( name=db_name, ... limit=number ... ) ... )
ALTER IORMPLAN
clusterplan=(( name=cluster_name, ... limit=number ... ) ... )
使用上のノート
-
limit
: 使用可能リソースの割合としてフラッシュI/O使用率の上限を指定します。この属性は、フラッシュ・デバイス上のI/Oにのみ適用されます。これにはフラッシュベースのグリッド・ディスクおよびExadataスマート・フラッシュ・キャッシュが含まれます。有効な値は1から100です。limit
が指定されている場合、関連するデータベースまたはクラスタが過剰な容量を使用することはありません。したがって、上限を指定すると、全容量が使用されることなくフラッシュ・デバイスを稼働させることができます。ノート:
limit
値を低く指定すると、パフォーマンスに深刻な影響を与える可能性があり、通常はお薦めしません。 -
制限を使用したリソース管理は、パフォーマンス・ベース課金のユースケースに理想的ですが、公平性を実現するためには使用できません。かわりに、
share
属性を使用してI/Oリソースが均等に配分されるようにします。
例7-45 データベース・プランでのlimit属性の使用
CellCLI> ALTER IORMPLAN -
dbplan=((name=db1, limit=40), -
(name=db2, limit=40), -
(name=DEFAULT, limit=20))
親トピック: ALTER IORMPLAN