5.1.7 CDBプランおよびプラガブル・データベースについて
コンテナ・データベース(CDB)では、リソースについて競合する複数のPDB内に、複数のワークロードを使用できます。
Oracle Multitenantコンテナ・データベース(CDB)は、多数のユーザー定義のプラガブル・データベース(PDB)をサポートしています。CDBでは、リソースは次のレベルで管理されます。
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CDBレベル: Oracle Database Resource Managerを使用して、システム・リソースおよびCDBリソースを巡って競合関係にある複数のPDBのワークロードを管理します。管理者は、PDBへのリソースの割当て方法を指定し、特定のPDBのリソース使用率を制限できます。
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PDBレベル: Oracle Database Resource Managerを使用して、各PDB内のワークロードを管理します。
次の例では、SALES、SERVICESおよびHRという3つのPDBのCDBプランの概要を示します。PDBは、そのCDBプラン内でそれぞれ異なるshares数および最大使用率制限が使用されます。
PDB名 | 共有のためのディレクティブ | 使用率制限のためのディレクティブ | Memory_min | Memory_limit |
---|---|---|---|---|
SALES |
3 |
無制限 |
20 |
未設定 |
SERVICES |
3 |
無制限 |
20 |
未設定 |
HR |
1 |
70 |
未設定 |
50 |
親トピック: I/Oリソース管理(IORM)の理解