2.3.2.2 Oracle Exadata Storage Serverのグリッド・ディスクの削除

Oracle Exadata Storage Serverのグリッド・ディスクを削除するには、CellCLIDROP GRIDDISKコマンドを使用します。

グリッド・ディスクを削除する前にグリッド・ディスクを非アクティブにし、そのグリッド・ディスクが使用されていないことを確認します。FORCEオプションを使用すると、使用中のグリッド・ディスクを強制的に削除できます。

注意:

  • Oracle ASMディスク・グループに属するグリッド・ディスクを削除する前に、対応するOracle ASMディスクがディスク・グループから削除されていることを確認します。

  • FORCEオプションを使用してグリッド・ディスクを削除する前に、ディスク・グループからOracle ASMディスクが削除されていることを確認します。まだASMディスク・グループの一部になっているグリッド・ディスクを削除すると、ディスク・グループのデータの冗長性が損なわれることや、ディスク・グループがディスマウントされることがあります。

  1. ディスク・グループからOracle ASMディスクを削除します。
    SQL> ALTER DISKGROUP disk_group_name DROP DISK disk_name;
    
  2. 対応するグリッド・ディスクを非アクティブにします。
    CellCLI> ALTER GRIDDISK disk_name INACTIVE
    
  3. グリッド・ディスクを削除します。
    CellCLI> DROP GRIDDISK disk_name
    

例2-3 特定のグリッド・ディスクの削除

ディスク・グループからOracle ASMディスクを削除した後に、関連するグリッド・ディスクを削除できます。

CellCLI> ALTER GRIDDISK data0_CD_03_cell04 INACTIVE
CellCLI> DROP GRIDDISK data0_CD_03_cell04

例2-4 すべてのグリッド・ディスクの削除

ディスク・グループからOracle ASMディスクを削除した後、単一のコマンドを使用して複数のグリッド・ディスクを削除できます。

CellCLI> ALTER GRIDDISK ALL INACTIVE
CellCLI> DROP GRIDDISK ALL PREFIX=data0

例2-5 グリッド・ディスクを削除する際のFORCEオプションの使用

FORCEオプションを指定すると、アクティブなグリッド・ディスクが強制的に削除されます。たとえば、グリッド・ディスクをINACTIVEにできないがグリッド・ディスクを削除する必要がある場合は、FORCEオプションを使用できます。

FORCEオプションは注意して使用してください。まだASMディスク・グループの一部になっているグリッド・ディスクを削除すると、ディスク・グループのデータの冗長性が損なわれることや、ディスク・グループがディスマウントされることがあります。

CellCLI> DROP GRIDDISK data02_CD_04_cell01 FORCE

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