2.2.2.1 高速ディスク・スキャン率について
高速ディスク・スキャン率を実現するには、最低4MBの連続領域でセグメントをレイアウトすることが重要です。これにより、ディスク・スキャンでは、ディスク上の異なる場所で別の検索を実行する前に、4MBのデータを読み取ることができます。4MBの連続領域でセグメントをレイアウトするには、Oracle ASMの割当て単位のサイズを4MBに設定し、データ・ファイルのエクステントも最低4MBにする必要があります。割当て単位は、ディスク・グループの作成時にディスク・グループ属性のAU_SIZE
で設定できます。
次のSQLコマンドでは、割当て単位のサイズを4MBに設定してディスク・グループを作成します。リリース11.2.0.2およびリリース11.2.0.3の両方のデータベースを統合環境でサポートするために、compatible.rdbms
属性は11.2.0.2に設定されます。
SQL> CREATE DISKGROUP data NORMAL REDUNDANCY
DISK 'o/*/data_CD*'
ATTRIBUTE 'compatible.rdbms' = '11.2.0.2',
'compatible.asm' = '11.2.0.3',
'content.type' = 'data',
'cell.smart_scan_capable' = 'TRUE',
'au_size' = '4M';