6.3.2.3 Exadataメトリックを使用したXRMEMキャッシュの監視
XRMEMキャッシュに関連するExadataメトリックは、Exadataストレージ・サーバーの、objectType=XRMEMCACHE
であるMETRICCURRENT
、METRICDEFINITION
およびMETRICHISTORY
オブジェクトで識別されます。
XRMEMキャッシュからの読取りは主にOracle DatabaseからのRDMAコールを使用して実行されるため、XRMEMキャッシュI/Oを集計するExadataメトリックはないことに注意してください。
例6-2 XRMEMキャッシュのメトリック定義の表示
この例は、Oracle Exadata System Softwareで使用可能なXRMEMキャッシュのメトリック定義を表示する方法を示しています。
CellCLI> LIST METRICDEFINITION ATTRIBUTES NAME,DESCRIPTION WHERE OBJECTTYPE = XRMEMCACHE
XRM_BY_ALLOCATED "Number of megabytes allocated in XRMEM cache"
次の追加詳細に注意してください。
-
XRM_BY_ALLOCATED
はXRMEMキャッシュに割り当てられているMB数を表し、XRMEMキャッシュで使用されているキャッシュラインの数を追跡します。値がXRMEMキャッシュのサイズに近い場合、XRMEMキャッシュは満杯です。このメトリックは、データベースごと(
DB_XRM_BY_ALLOCATED
)およびPDBごと(PDB_XRM_BY_ALLOCATED
)に使用することもできます。
親トピック: XRMEMキャッシュの監視