9.7.3.3.1 コマンドの手動実行

テスト・マスター・データ・ファイルの所有権を設定するには、SQL*Plusを使用してコマンドを手動で実行します。

次のコマンドをSQL*Plusで実行します。
  1. アクセス権限を付与するオペレーティング・システム・ユーザーがユーザーとしてディスク・グループに追加されていない場合は、ユーザーを追加します。

    ノート:

    アクセス制御を有効にする場合、データベースを実行しているすべてのソフトウェア所有者をユーザーとしてディスク・グループに追加する必要があります。

    たとえば、SCOTTという名前のユーザーをDATAディスク・グループの所有者として追加するには、次のコマンドを使用します。

    SQL> ALTER DISKGROUP DATA ADD USER 'scott';
    
  2. このオペレーティング・システム・ユーザーをテスト・マスターのデータ・ファイルの所有者にします。
    SQL> ALTER DISKGROUP DATA SET OWNERSHIP OWNER='scott' FOR FILE
      '+DATA/TESTMASTER/DATAFILE/system.257.865863315';
    
    SQL> ALTER DISKGROUP DATA SET OWNERSHIP OWNER='scott' FOR FILE
      '+DATA/TESTMASTER/DATAFILE/sysaux.258.865863317';
    
    SQL> ALTER DISKGROUP DATA SET OWNERSHIP OWNER='scott' FOR FILE 
      '+DATA/TESTMASTER/DATAFILE/sysext.259.865863317';
    
    SQL> ALTER DISKGROUP DATA SET OWNERSHIP OWNER='scott' FOR FILE 
      '+DATA/TESTMASTER/DATAFILE/tbs_1.256.865863315';