6.5 ahfscopeコンソール・コマンド

ahfscope -iコマンド・オプションを使用して、対話型コマンドライン・インタフェース(CLI)をアクティブ化します。疑問符(?)を入力して、使用可能なコマンドのリストを表示します。

構文

cha> ?
	list item
     	entities
     	inputs
     	kinds
          	verbose
     	metrics
          	details
     	probes
                 diff
                 nounit
                 noobserved
                 nopredicted
                 missing
                 flagged
                 units
                 diagnose
        trace item
	     f: (feed)
	     d: (db)
	     i: (input)
	     p: (probes)
	     r: (rootcause)
	     t: (topology)
        version
        zoom (in|out)
        quit

パラメータ

表6-1 ahfscopeコンソール・コマンドのパラメータ

パラメータ 説明

list item

  • entities: エンティティとそのリレーションの時間範囲のリスト。
  • inputs: 入力フィードをリストします
  • kinds: エンティティの種類とそのメトリックの数
    • verbose: すべての種類のメトリックをリストします
  • metrics: すべての既知のメトリックとその単位のリスト。
    • details: メトリックを完全な名前と値の説明とともにリストします
  • probes: すべてのエンティティのすべてのプローブ(シグナル)のリスト。
    • diff: 予測値と観測値の数が異なるプローブをリストします
    • nounit: 単位のないプローブをリストします
    • noobserved: 観測値のないプローブをリストします
    • nopredicted: 予測値のないプローブをリストします
    • missing: 一部のサンプルで値が欠落しているプローブをリストします
    • flagged: プローブ・フラグ・セットをリストします
  • units: 単位をリストします。
    • diagnose: 変換しきい値で変換ルールおよび値を表示します。

trace item

トレースのオン/オフを切り替えます。+または-で示されます。
  • f: (feed)ライブ・フィード・アクティビティ。
  • d: (db)トレース・イベント10046 (ORA DB)のalter sessionを切り替えます。
  • i: (input)受信データをログ・ファイルにコピーします。
  • p: (probes)内部または説明的なプローブ名を表示します。
  • r: (rootcause)問題の根本原因を含むCLOBをコンソールに出力します。
  • t: (topology)エンティティのセット(トポロジ)の変更を表示します。

version

(1)ユーザー・インタフェース、(2)データ・ストリームおよび(3) Java仮想マシンのバージョン。

zoom (in|out)

拡大オプションを設定またはリセットします。

quit

AHFスコープGUIを終了します。

利便性のために、AHFスコープのCLIでは省略形の構文が提供されています。例: versionを入力するかわりに、単にvと入力します。
cha> version
   CHA UI version:     V1.00.000
   Data version:       V0.17
   PL/SQL package:     V0.10.11.2
   Java version:       1.8.0_77 on Linux
cha> v
   CHA UI version:     V1.00.000
   Data version:       V0.17
   PL/SQL package:     V0.10.11.2
   Java version:       1.8.0_77 on Linux

複数のコマンドが同じ接頭辞で始まる場合は、それらを明確にする必要があります。たとえば、debugdeviceでは、必要なコマンドを正しく識別するために少なくとも3文字を入力する必要があります。これらのコマンドは、グラフィック形式では使用できないサマリーを提供します。