6 問題の根本原因の分析
Autonomous Health Frameworkスコープ(AHFスコープ)は、Cluster Health Advisor (CHA)のスタンドアロンの対話型リアルタイム対応フロントエンドです。AHFスコープが監視対象システム上で必要とするフットプリントは非常に小さいものになります。
ノート:
Cluster Health Advisor (CHA)のAutonomous Health Frameworkスコープ(AHFスコープ)機能は、Oracle Database 23aiでは非推奨となっています。進化する顧客ニーズに適切に対応するため、OracleはAHFスコープを中止しており、代替としてAutonomous Health Frameworkインサイト(AHFインサイト)を使用することをお薦めしています。
AHFでは、ノードの削除、インスタンスの削除、データベース・パフォーマンスの低下などの問題が検出されると、AHFインサイトを介して包括的なレポートが提供されて、その問題が強調表示され、根本原因が識別され、推奨アクションが示されます。
また、データベース異常アドバイザで、すべてのホストとデータベース・インスタンスにわたる、異常のタイムライン・ビューが表示されます。ユーザーは、各結果にドリルダウンして、根本的な原因と推奨される解決策を把握できます。
CHAは、クラスタ・ノードとOracle RACデータベースにパフォーマンスおよび可用性の問題の前兆がないか継続的に監視し、問題が重大になる前に早期に警告を発行します。
ノート:
GIMRは、オプションでOracle Database 19cでサポートされています。ただし、Oracle Database 23aiではサポートされなくなりました。詳細は、「グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリの削除」を参照してください。- AHFスコープの概要
AHFスコープは、Cluster Health Advisor (CHA)のスタンドアロンの対話型リアルタイム対応フロントエンドです。AHFスコープが監視対象システム上で必要とするフットプリントは非常に小さいものになります。 - クラスタ・ビュー: 接続と監視の基本
Linux/UNIXの場合はスクリプトahfscope
、Microsoft Windowsの場合はahfscope.bat
を使用してAHFスコープを開始します。このスクリプトは、/opt/oracle.ahf/ahfscope/bin/
ディレクトリにあります。 - エキスパート・モード
エキスパート・モードでは、予測値に対するメトリックとその監視対象の観測値の高度な分析が容易になります。 - ライブ・セッションとパッシブ・セッション
AHFスコープは、現在のメトリックをリアルタイムで受信するライブ・セッション(プライマリ)と、以前に発生した状況を静的に表示する過去(リプレイ)セッションの2つの個別のセッションを並行して維持します。 - ahfscopeコンソール・コマンド
ahfscope -i
コマンド・オプションを使用して、対話型コマンドライン・インタフェース(CLI)をアクティブ化します。疑問符(?)を入力して、使用可能なコマンドのリストを表示します。 - ホット・キーのリスト
ホット・キーは、通常はマウスで実行する操作の代替方法を提供するキーボード・ショートカットです。 - 永続的な設定のセット
再利用できる永続的な設定のリストを確認します。 - アクセシビリティの側面
AHFスコープは、マウスを使用せずに使用できます。 - Javaランタイム・システムのカスタマイズ
AHFスコープはJavaで記述されているため、プラットフォームに依存しません。 - Microsoft Windowsでの適切な文字エンコーディング・ページの設定
HTMLページに表示される文字を正しく解釈するためのエンコーディングを指定します。 - ahfscope
ahfscope
コマンドを使用して、AHFスコープを管理します。