9.6.1 oclumon analyze

oclumon analyzeコマンドを使用して、CHMメトリックを分析します。

構文

oclumon analyze [-h] [-i CHM_METRICS_DIR] -o OUT_DIR [-l LOG_DIR] [--log_level {DEBUG,INFO,WARNING,ERROR}] [-s START_TIME] [-e END_TIME] [-f FORMAT] [--version]

パラメータ

表9-143 oclumon analyzeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

-i CHM_METRICS_DIR

--chm_metrics_dir CHM_METRICS_DIR

CHMメトリックを格納するディレクトリを指定します。

-o OUT_DIR

--out_dir OUT_DIR

結果の出力ディレクトリを指定します。

-l LOG_DIR

--log_dir LOG_DIR

ログ・ディレクトリを指定します。

--log_level {DEBUG,INFO,WARNING,ERROR}

ログ・レベルを指定します。

-s START_TIME

--start_time START_TIME

分析の開始時間をYYYY-MM-DDTHH:MM:SS形式で指定します。

-e END_TIME

--end_time END_TIME

分析の終了時間をYYYY-MM-DDTHH:MM:SS形式で指定します。

-f FORMAT

--format FORMAT

カンマ区切りのレポート形式(text,html)を指定します。指定しない場合、デフォルトはtext形式になります。textまたはhtml、あるいはその両方が可能です

--version

プログラムのバージョン番号を表示して終了します。

例9-128 oclumon analyzeの例

CHMリポジトリ全体のテキスト分析レポートを生成するには:
oclumon analyze -o /<outpur-dir>
2024-03-14T05:00:00から2024-03-14T05:15:00までの期間のテキスト分析レポートを生成するには:
oclumon analyze -o /<output-dir> -s 2024-03-14T05:00:00 -e 2024-03-14T05:15:00
CHMリポジトリ全体のHTML分析レポートを生成するには:
oclumon analyze -o /<output-dir> -f html
アーカイブされたCHMデータセットから分析レポートを生成するには:
oclumon analyze -i /<chm-data-dir> -o /<output-dir>

例9-129 CHM分析レポートのサンプル

CHM分析レポートは、次のセクションで構成されます:

  • ヘッダー・セクション: ノード、分析期間、システム構成およびシステム・リソース統計に関する情報が含まれます。

    図9-3 システム構成およびシステム・リソース統計


    この図は、システム構成およびシステム・リソース統計を示しています

  • 観測された結果および結果のサマリー・タイムライン・セクション: 観測された問題のリストと、問題のサマリー・タイムラインが含まれます。

    図9-4 問題のある結果とサマリー・タイムライン


    この図は、問題のある結果とサマリー・タイムラインを示しています

  • 結果の詳細セクション: 前述の観測された各問題の詳細なコンテキスト情報が含まれます。

    図9-5 問題のある結果 - 詳細


    この図は、問題のある結果の詳細を示しています