9.6.2 oclumon dumpnodeview

oclumon dumpnodeviewコマンドを使用して、ノード・ビューの形式でシステム監視サービスからログ情報を表示します。

構文

oclumon dumpnodeview [[([(-system | -protocols | -v)] |
	 [(-cpu | -process | -procagg | -device | -nic | -filesystem | -thread | -nfs)
	 [-detail] [-all] [-pinned_only] [-sort <metric_name>] [-filter <string>] [-head <rows_count>] [-i <seconds>]])
	 [([-s <start_time>  -e <end_time>] | -last <duration>)]] |
	 [-inputDataDir <absolute_path> -logDir <absolute_path>]
	 [-h]]

パラメータ

表9-144 oclumon dumpnodeviewコマンドのパラメータ

パラメータ	説明
-system	システム・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -system .
-cpu	CPUメトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -cpu .
-process	プロセス・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -process .
-procagg	プロセス集計メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -procagg .
-device	ディスク・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -device .
-nic	ネットワーク・インタフェース・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -nic .
-filesystem	ファイルシステム・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -filesystem .
-thread	固定プロセスのスレッド・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -thread
-nfs	NFSメトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -nfs .
-protocols	システム起動からの累積値であるネットワーク・プロトコル・メトリックをダンプします。たとえば: oclumon dumpnodeview -protocols .
-v	ノード・ビューの詳細な出力を表示します。たとえば: oclumon dumpnodeview -v .
-h、--help	コマンドライン・ヘルプを表示して終了します。

表9-145 oclumon dumpnodeviewコマンドのフラグ

フラグ	説明
-detail	このオプションを使用して、詳細なメトリックをダンプします。-processおよび-nicオプションに適用できます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -process -detail .
-all	このオプションを使用して、すべてのエントリのノード・ビューをダンプします。-processオプションに適用できます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -process -all .
-pinned_only	このオプションを使用して、すべての固定プロセスのノード・ビューをダンプします。-processオプションに適用できます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -process -pinned_only
-head rows_count	このオプションを使用して、結果で指定された数のメトリック行のノード・ビューをダンプします。-processオプションに適用できます。デフォルトは5に設定されます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -process -head 7 .
-sort metric_name	このオプションを使用して、-process、-device、-nic、-cpu、-procagg、-filesystem、および-nfsオプションでサポートされている、指定のメトリック名に基づいてソートします。 たとえば: oclumon dumpnodeview -device -sort "ioR" .
-i seconds	指定された間隔(秒)で区切られたデータを表示します。5の倍数である必要があります。継続モードの問合せに適用できます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -device -i 5
-filter string	このオプションを使用して、各メトリックの名前列でフィルタ文字列を検索します。 たとえば、-process -filter "ora"と指定すると、名前に"ora"の部分文字列を含むプロセス・メトリックが表示されます。 -process、-device、-nic、-cpu、-procagg、-filesystem、-nfsオプションでサポートされています。 たとえば: oclumon dumpnodeview -process -filter "ora" .
-show_all_sample_with_filter	フィルタに一致しないすべてのサンプルも出力に表示されます。-filterオプションとのみ使用できます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -filter filter_criteria -show_all_sample_with_filter

表9-146 oclumon dumpnodeviewコマンドのログ・ファイル・ディレクトリ

ディレクトリ	説明
-inputDataDir absolute_dir_path	JSONログ・ファイルを含むディレクトリの絶対パスを指定します。 たとえば: oclumon dumpnodeview -cpu -inputDataDir absolute_path
-logDir absolute_log_dir_path	ディレクトリの絶対パスを指定します。これにはスクリプト実行ログが含まれます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -cpu -inputDataDir absolute_path -logDir absolute_log_dir_path

表9-147 oclumon dumpnodeviewコマンドの履歴問合せオプション

フラグ	説明
-s start_time -e end_time	-sオプションを使用して一連の問合せを開始するタイムスタンプを指定し、-eオプションを使用して一連の問合せを終了するタイムスタンプを指定します。 二重引用符("")で囲んだYYYY-MM-DD HH24:MM:SS形式で時間を指定します。 これら2つのオプションの両方を指定して範囲を取得します。 たとえば: oclumon dumpnodeview -cpu -s "2019-07-10 03:40:25" -e "2019-07-10 03:45:25"
-last duration	このオプションを使用して、二重引用符(")で囲んだHH24:MM:SS形式で時間を指定し、最後のメトリックを取得します。 "00:45:00"と指定すると、過去45分間のメトリックがダンプされます。 たとえば: oclumon dumpnodeview -nic -last "00:45:00" .