7 バックアップの管理
この章では、バックアップ・イメージとバックアップ・イメージ・インスタンスを管理する方法を説明します。
この章は、次の項が含まれます。
バックアップ・イメージの管理
バックアップ・イメージはバックアップ操作の結果として作成され、バックアップに関連するメタデータを格納します。バックアップ・イメージ管理の一部として、プロパティを表示したり、名前を変更したりできます。
関連項目:
バックアップ・イメージの詳細は、「バックアップ・イメージ」を参照してください
この項には次のトピックが含まれます:
バックアップ・イメージの表示
Webツールを使用すると、管理ドメインにある既存のバックアップ・イメージを表示できます。バックアップ・イメージを表示するには、「所有者を問わないジョブのリスト」
または「ユーザーが所有するジョブのリスト」
クラス権限を持っている必要があります。
既存のバックアップ・イメージを表示するには:
バックアップ・イメージの名前の変更
バックアップ・イメージの名前を変更するには、「所有者を問わないバックアップの変更」
または「ユーザーが所有するバックアップの変更」
クラス権限を持っている必要があります。
バックアップ・イメージの名前を変更すると、Oracle Secure Backupはこのバックアップ・イメージに関連付けられたすべてのバックアップ・イメージ・インスタンスの名前を変更して、新しい名前を反映させます。
バックアップ・イメージの名前を変更するには:
- 「バックアップ・イメージの表示」の説明に従って、必要なバックアップ・イメージを表示します。
- バックアップ・イメージの左側にある「選択」をクリックして、名前を変更するバックアップ・イメージを選択します。
- 「名前の変更」をクリックします。
- 「backup_image_nameの名前を次のように変更」フィールドで、バックアップ・イメージの新しい名前を入力し、「はい」をクリックします。
バックアップ・イメージ・インスタンスの管理
バックアップ・イメージ・インスタンスには、バックアップ・データが含まれます。バックアップ・イメージ・インスタンスの管理には、バックアップ・イメージ・インスタンスの作成、編集、削除および移動が含まれます。
関連項目:
バックアップ・イメージ・インスタンスの詳細は、「バックアップ・イメージとバックアップ・イメージ・インスタンスの概要」を参照してください
この項には次のトピックが含まれます:
バックアップ・イメージ・インスタンスの作成
特定のバックアップ・イメージのバックアップ・イメージ・インスタンスを異なるバックアップ・コンテナに作成することができます。バックアップ・イメージ・インスタンスを作成するには、「所有者を問わないバックアップの変更」
または「ユーザーが所有するバックアップの変更」
クラス権限を持っている必要があります。
バックアップ・イメージ・インスタンスを作成するには:
バックアップ・イメージ・インスタンスの表示
フィルタを使用して、バックアップ・イメージ・インスタンスの表示に適用する必要がある基準を指定することができます。バックアップ・イメージ・インスタンスを表示するには、「所有者を問わないジョブのリスト」
または「ユーザーが所有するジョブのリスト」
クラス権限を持っている必要があります。
バックアップ・イメージ・インスタンスを表示するには:
バックアップ・イメージ・インスタンスの編集
バックアップ・イメージ・インスタンスのプロパティを編集するには、「所有者を問わないバックアップの変更」
または「ユーザーが所有するバックアップの変更」
クラス権限を持っている必要があります。ディスク・プールに格納されたバックアップ・イメージ・インスタンスの有効期限または保存時間のみを変更できます。
バックアップ・イメージ・インスタンスを編集するには:
バックアップ・イメージ・インスタンスのコピーまたは移動
バックアップ・インスタンスは、ソース・コンテナ(ディスク・プール、テープ・ボリュームまたはクラウド・コンテナなど)からターゲット・コンテナに移動(移行)できます。
Oracle Cloud Infrastructure内のコンテナに関して、次の点に注意してください。
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ディスク・プールに格納されている暗号化されたバックアップ・インスタンスのみをOracle Cloud Infrastructureコンテナにコピーまたは移動できます。
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Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classicコンテナに格納されているバックアップ・インスタンスはOracle Cloud Infrastructure Archive Storage Classicにコピーまたは移動できます。
バックアップ・インスタンスは、スケジュールされた自動プロセスまたはオンデマンドの手動プロセスを使用してコピーまたは移動できます。ディスク・プールに格納されているバックアップ・インスタンスは、copyinstance
またはstagescan
ステージング・コマンドを使用して自動的にコピーまたは移動できます。
バックアップ・イメージ・インスタンスをコピーまたは移動するとき、Oracle Secure Backupでは、バックアップ・イメージ・インスタンスのチェックサムを計算し、バックアップ・メタデータとともに格納できます。このチェックサムは、後でバックアップ・イメージ・インスタンスの検証に使用できます。チェックサムが計算されるかどうかは、デバイス・ポリシーと、バックアップ・イメージ・インスタンスが格納されるデバイスの構成によって決まります。
関連項目:
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ステージングの詳細は、「ステージング」を参照してください
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ステージングに関連するコマンドの詳細は、『Oracle Secure Backupリファレンス』を参照してください
バックアップ・イメージ・インスタンスの削除
バックアップ・イメージ・インスタンスを削除するには、「所有者を問わないバックアップの変更」
または「ユーザーが所有するバックアップの変更」
クラス権限を持っている必要があります。個別のバックアップ・コンテナからバックアップ・イメージ・インスタンスを削除しても、他のバックアップ・コンテナに格納されている同じバックアップのバックアップ・イメージ・インスタンスには影響しません。他のインスタンスは、存在し続けます。
バックアップ・イメージ・インスタンスを削除するには: