新しいデータ・センターへの移行時のレプリケーション読取り専用モード

レプリケーション読取り専用モードで、あるデータ・センターから別のデータ・センターへの移行がどのようにサポートされているか、およびダウンストリーム・リカバリ・アプライアンス上の既存のバックアップにアップストリーム・リカバリ・アプライアンスから読取り専用でアクセスする方法を示します。

図15-4に、RA-xにバックアップするローカル・データ・センターのデータベースを示します。この例では、すべてのローカル・データベースをリモート・データ・センターに移動する必要があり、RA-xは廃止されます。

リモート・データ・センターのデータベースは、RA-xからクローニングすることで作成されます。次に、レプリケーション・サーバーがアップストリームとしてRA-yに作成され、ダウンストリームとしてRA-xに作成されます。RA-yでは、READ_ONLY=TRUEを使用して保護ポリシーがレプリケーション・サーバーに追加されます。

リモート・データ・センターのデータベースがRA-yへのバックアップを開始します。データベースをリカバリする必要がある場合、RA-xのバックアップが不要になってRA-xが廃止されるまで、ローカル・データ・センターRA-xのバックアップはRA-yを介してアクセス可能なままになります。

図15-4 場所を問わないバックアップの読取り専用モード

図15-4の説明が続きます
「図15-4 場所を問わないバックアップの読取り専用モード」の説明