SUSPEND_DB

このプロシージャは、このデータベースに関連付けられているすべてのローカル・ディスク・バックアップをリカバリ・アプライアンスから削除します。テープ上のバックアップ、クラウド内のバックアップ、または他のリカバリ・アプライアンスにレプリケートされたバックアップは影響を受けません。

データベースが一時停止されている場合、バックアップは受け入れられません。データベースを再開してから、通常の操作に戻る必要があります。

一時停止されているデータベースにはreserved_spaceがありません。

リカバリ・アプライアンスがエラーのためこのデータベースが所有するローカル・バックアップを削除できない場合、SUSPEND_DB操作は失敗します。エラーが発生した場合、指定されたデータベースからのバックアップはリカバリ・アプライアンスのローカル記憶域から完全には削除されません。リカバリ・アプライアンスは、SUSPEND_DBプロシージャ中に発生したエラーをRA_INCIDENT_LOGビューに記録します。waitパラメータをTRUEと指定した場合、リカバリ・アプライアンスは、SUSPEND_DBがコールされるセッションでもこのようなエラーを発生させます。エラーを診断して問題を解決すれば、SUSPEND_DBを再度実行できます。

構文

PROCEDURE suspend_db (
   db_unique_name IN VARCHAR2,
   wait IN BOOLEAN DEFAULT TRUE,
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表21-51 SUSPEND_DBのパラメータ

パラメータ 説明

db_unique_name

一時停止するデータベースのDB_UNIQUE_NAME

wait

プロシージャの待機動作。TRUEの場合、指定されたデータベースのバックアップおよびメタデータがリカバリ・アプライアンスから完全に削除されるまで、プロシージャは戻りません。FALSEの場合、プロシージャはすぐに戻り、データベース削除操作はバックグラウンドで続行されます。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。