UPDATE_DB

このプロシージャは、指定の保護されたデータベースに割り当てられている属性を変更します。

構文

PROCEDURE update_db (
   db_unique_name IN VARCHAR2,
   protection_policy_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   reserved_space IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   db_timezone IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   incarnations IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT',
   skip_initial_replication IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
   compliance_hold IN TIMESTAMP WITH TIME ZONE DEFAULT dbms_ra_misc.tsnull('pl'),
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表21-53 UPDATE_DBのパラメータ

パラメータ 説明

db_unique_name

データベースのDB_UNIQUE_NAME

protection_policy_name

データベースに割り当てる保護ポリシーの名前。保護ポリシーは存在する必要があります。

新しい保護ポリシーによって新しいストレージ操作が制御されます。新旧の保護ポリシーで異なる記憶域の場所を指定している場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックグラウンド・タスクを起動して古い記憶域の場所から新しい場所にデータが移動されます。リカバリ・アプライアンスは、不要になっていないバックアップのみを移動します。

記憶域の場所の間を移動する必要がある場合、移動が開始されるまで、RA_DATABASEビューには新しい保護ポリシーが表示されません。

リカバリ・アプライアンスでは、より高い優先度の作業を実行する必要がある場合、移動の開始までに数時間かかることもあります。

reserved_space

「ADD_DB」を参照してください。

db_timezone

このデータベースが位置するタイムゾーン。デフォルトでは、保護されたデータベースはリカバリ・アプライアンスと同じタイムゾーンに割り当てられます。保護されたデータベースが異なるタイムゾーンにある場合、このプロシージャを使用してデータベースを正しいタイムゾーンに割り当てます。

incarnations

db_timezoneを更新するために、以前のすべてのデータベース・インカネーションに対するキーのカンマ区切りのリスト。デフォルトでは、このプロシージャは、現在のインカネーションを更新します。

保護されたデータベースの管理者がdb_timezoneを指定しておらず、このリストに現在のインカネーション・キーが含まれている場合、このプロシージャはタイムゾーンを現在のインカネーションのメタデータに関連付けます。タイムゾーンがインカネーションに対してすでにパラメータ・ファイルに設定されている場合、新しいdb_timezoneは無視されます。

skip_initial_replication

TRUEに設定すると、初期レプリケーションはスキップされます。

compliance_hold

バックアップをリカバリ・アプライアンスまたは保証されたテープまたはクラウド・ストレージから削除できない時間。データベースは、このcompliance_holdで指定された時間までリカバリ可能である必要があります。

時間を、7日前に開始を意味するSYSTIMESTAMP - NUMTODSINTERVAL(7, 'DAY')などの有効なTIMESTAMP WITH TIME ZONE式として指定します。

データベースがcompliance_holdで更新されている場合は、関連付けられている保護ポリシーにautotune_reserved_spaceが構成されていないことを確認します。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。