UPDATE_PROTECTION_POLICY

このプロシージャは、既存の保護ポリシーのパラメータを変更します。

パラメータがNULLの場合、次に記載されている場合を除き、値は変更されないままです。

構文


PROCEDURE update_protection_policy (
   protection_policy_name IN VARCHAR2,
   description IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   storage_location_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   polling_policy_name IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p1'),
   recovery_window_goal IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL,
   max_retention_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p3'),
   recovery_window_sbt IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p2'),
   unprotected_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p4'),
   guaranteed_copy IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   allow_backup_deletion IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   store_and_forward IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   log_compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   autotune_reserved_space IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO',
   recovery_window_compliance IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p5'),
   keep_compliance IN VARCHAR2 'NO',
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   max_reserved_space IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2nul('p6'),
   secure_mode IN VARCHAR2 DEFAULT 'NULL',
   level0_refresh IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2nul('p6')
);

パラメータ

表21-55 UPDATE_PROTECTION_POLICYのパラメータ

パラメータ 説明

protection_policy_name

更新する保護ポリシーの名前。

description

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

storage_location_name

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

この保護ポリシーの記憶域の場所を変更した場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックグラウンド・ジョブを起動して古い記憶域の場所から新しい記憶域の場所にデータが移動されます。

polling_policy_name

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。

recovery_window_goal

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

max_retention_window

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

このパラメータを指定しない場合、古い値が維持されます。指定した場合(NULLと指定した場合も含む)、新しい値が設定されます。

recovery_window_sbt

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。

unprotected_window

このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

guaranteed_copy

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

allow_backup_deletion

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

store_and_forward

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

log_compression_algorithm

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

autotune_reserved_space

CREATE_PROTECTION_POLICYを参照してください。

recovery_window_compliance

「CREATE_PROTECTION_POLICY」を参照してください。

この設定は、削除されないバックアップの範囲をデータベースごとに指定します。これらのバックアップではdisk_reserved_spaceバイトを超える記憶域を使用しないでください。使用する場合は、それらのバックアップが範囲外になるまで新しいバックアップが拒否されます。

INTERVAL '4' HOUR (4時間)などの有効なINTERVAL DAY TO SECOND式で期間を指定します。

keep_compliance

「CREATE_PROTECTION_POLICY」を参照してください。

YESは、アーカイブ・バックアップの保持期限がRMAN CHANGEコマンドで変更できないことを意味します。

NOは、アーカイブ・バックアップの保持期限をRMAN CHANGEコマンドで変更できることを意味します。デフォルトはNOです。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。

max_reserved_space

このパラメータは、保護ポリシーでサポートされている各データベースで個別に許可される最大disk_reserved_spaceです

この値の形式は、0-9のみで構成される数字の後に、必要に応じて次の単位指定子のいずれかを付けた文字列です。

  • K: キロバイト
  • M: メガバイト
  • G: ギガバイト
  • T: テラバイト
  • P: ペタバイト

単位を指定しないと、リカバリ・アプライアンスは、値をバイト数として解釈します。max_reserved_spaceがNULLに指定されている場合、すべてのデータベースの予約済領域の合計が記憶域の場所内に収まる必要があるという制限を除き、データベースのdisk_reserved_space設定は制約されません。

secure_mode

リカバリ・アプライアンスに格納されているバックアップを暗号化する必要があるかどうかを決定します。

YESは、暗号化されたバックアップおよびREDOのみがリカバリ・アプライアンスによって受け入れられることを意味します。

NOは、暗号化されていないバックアップをリカバリ・アプライアンスに格納できることを意味します。デフォルトはNOです。

level0_refresh

指定した場合、リカバリ・アプライアンスは、各バックアップから数個のデータ・ファイルをレベル0のバックアップとして選択します。これにより、新しいレベル0のバックアップ・データの作成がlevel0_refresh間隔で分散されます。その目的は、仮想レベル0のバックアップを維持するために必要な暗号化キーの数を制限することです。

リフレッシュ・サイクルは、INTERVAL '20' DAY (20日)など、有効なINTERVAL DAY TO SECOND式として指定します。