診断ISOを使用したネットワーク接続の有効化

正常に再起動できないストレージ・サーバーにアクセスするため、診断ISOの使用が必要になる場合があります。サーバーの起動後、ファイルをISOからサーバーにコピーすることで破損ファイルを置き換えます。

ISOは、すべてのリカバリ・アプライアンス・サーバー上の/opt/oracle.SupportTools/diagnostics.isoにあります。

注意:

USBドライブの使用など、他の再起動方法が失敗した後でのみ、診断ISOを使用してください。この手順を開始する前に、アドバイスとガイダンスを得るためOracle Supportに連絡してください。

診断ISOを使用するには、次のようにします。

  1. TelnetまたはpuTTYなどの、Webインタフェースまたはシリアル・コンソールのどちらかを使用して、サービス・プロセッサで1回のCD-ROMブートを有効にします。たとえば、シリアル・コンソールから次のコマンドを使用します。
    set boot_device=cdrom
    
  2. サービス・プロセッサ・インタフェースを使用して、diagnostics.isoのローカル・コピーをCD-ROMとしてマウントします。
  3. rebootコマンドを使用してサーバーを再起動します。
  4. rootユーザーとして、診断ISOのパスワードを使用してサーバーにログインします。
  5. pingを避けるには:
    alias ping="ping -c"
    
  6. /etc/networkという名前のディレクトリを作成します。
  7. /etc/network/if-pre-up.dという名前のディレクトリを作成します。
  8. 次の設定を/etc/network/interfacesファイルに追加して、サーバーの実際のIPアドレスおよびネットマスク、そしてゲートウェイのIPアドレスを入力します。
    iface eth0 inet static
    address IP address of server
    netmask netmask of server
    gateway gateway IP address of server
    
  9. eth0インタフェースを起動します。
    # ifup eth0
     

    警告メッセージは無視します。

  10. FTPまたはwgetコマンドを使用して、サーバーの修理に必要なファイルを取得します。