ストレージ・サーバーの保守
この項では、ストレージ・サーバーの保守を実行する方法について説明します。この付録には、次の項があります。
ノート:
既存のリカバリ・アプライアンスのバックアップをオンラインにしておく間は、古いストレージ・サーバーを削除して新しいストレージ・サーバーに置き換えることはできません。このような交換を行う場合は、リカバリ・アプライアンスの再イメージ化が必要です。(手間がかかります!)
ストレージ・サーバーの停止
ストレージ・サーバーの保守を実行する場合、サーバーの電源切断または再起動が必要になることがあります。ストレージ・サーバーを停止する前に、サーバーのオフラインによるOracle ASMディスク・グループおよびデータベース可用性への影響がないことを確認してください。データベース可用性の継続は、影響するディスク・グループで使用されるOracle ASM冗長性のレベルと、同じデータのミラー・コピーを含む他のストレージ・サーバーでのディスクの現在のステータスによって異なります。
注意:
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リカバリ・アプライアンスで保守中のセルが完全に機能するようになる前に、別のセルのディスクに障害が発生した場合、二重のディスク障害が発生する可能性があります。リカバリ・アプライアンスが
DELTA
ディスク・グループについてNORMAL
の冗長性でデプロイされており、このディスク障害が恒久的な場合、リカバリ・アプライアンス上のすべてのバックアップが失われます。 -
保守中のセルが長時間オフラインでないことを確認してください。そうしないと、リバランス操作が発生し、操作の完了に十分な領域がないために問題が引き起こされます。デフォルトで、リバランス操作はセルがオフラインになってから24時間後に開始されます。
ストレージ・サーバーの電源を停止するには、次のようにします。
関連項目:
My Oracle SupportのドキュメントID 1188080.1「ASMに影響を与えずにExadataのストレージ・セルを停止または再起動するステップ」
診断ISOを使用したネットワーク接続の有効化
正常に再起動できないストレージ・サーバーにアクセスするため、診断ISOの使用が必要になる場合があります。サーバーの起動後、ファイルをISOからサーバーにコピーすることで破損ファイルを置き換えます。
ISOは、すべてのリカバリ・アプライアンス・サーバー上の/opt/oracle.SupportTools/diagnostics.iso
にあります。
注意:
USBドライブの使用など、他の再起動方法が失敗した後でのみ、診断ISOを使用してください。この手順を開始する前に、アドバイスとガイダンスを得るためOracle Supportに連絡してください。
診断ISOを使用するには、次のようにします。