ASRのインストール準備

ASRをインストールする前に、次の前提条件を満たすようにします。

  1. http://support.oracle.comMy Oracle Supportアカウントを作成します。
  2. My Oracle Supportで、次の項目が正しく設定されていることを確認します。
    • Oracle Premier Support for Systems、Oracle Premier Support for Operating SystemsまたはOracle Limited Warranty

    • リカバリ・アプライアンスを担当するカスタマ・サイトの技術サポート担当者

    • リカバリ・アプライアンスの部品を配送するカスタマ・サイトの有効な出荷先住所

  3. ASRマネージャをホストするシステムを識別して指定します。

    ASRマネージャは、HTTPSまたはHTTPSプロキシを使用してリカバリ・アプライアンスおよびアウトバウンド・インターネットに接続するサーバーにインストールする必要があります。サービス・リクエスト(SR)を送信するには、サーバーがインターネットにアクセスできる必要があります。

  4. ASRマネージャは、通常の操作では次のポートを使用します。リカバリ・アプライアンスとASRマネージャのサーバー・ポートが開いていることを確認してください。
    • リカバリ・アプライアンスのすべてのサーバーで、HTTPベース・アセットのアクティブ化リクエストをASRマネージャから受信するため、ポート6481が開かれている必要があります。

    • ASRマネージャを実行しているサーバーでは、リカバリ・アプライアンスのサーバーが送信するSNMPベースのテレメトリ・メッセージ用に、ポート162が開かれている必要があります。

    • オラクル社のtransport.oracle.com Webサーバーでは、ASRマネージャが送信するHTTPSベースのテレメトリ・メッセージ用に、ポート443が開かれています。

    ポートの位置については、図4-1を参照してください。

  5. 指定したシステムは、Hardware and Network Configuration Recommendations for ASRに準拠している必要があります。次に示すOracle ASRのWebサイトを参照してください。
  6. Java Development Kit 6 (JDK 1.6.0_04以上)が、指定したASRマネージャ・システムで実行されていることを確認します。
    java -version
    

    必要に応じて、最新バージョンのJDKをJava SEのダウンロードWebサイトからダウンロードしてインストールします。

    http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

  7. 指定したASRマネージャ・ホストに対するrootアクセスを取得します。
  8. リカバリ・アプライアンスに対する接続を特定して確認します。
  9. HTTPSを使用してインターネットへの接続を確認します。

図4-1に、ASRとリカバリ・アプライアンスの間のネットワーク接続を示します。

図4-1 自動サービス・リクエスト・ネットワーク接続

図4-1の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
「図4-1 自動サービス・リクエスト・ネットワーク接続」の説明